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お勉強 (05/11)
地表近くの浅い部分に住む細菌の働きによって・・・。 [2023年09月30日(Sat)]
(860)
 さらに付け加えるなら、次のような事実も指摘できます。
 排泄物は、ほぼ1週間もすれば肥料に変えられます。それは、土の表面の6〜9インチ以内の浅い部分に生息する細菌の働きと空気及び日光の作用によるものです。だから、地表近くの排泄物は地中深くに埋められるよりもずっと速く素晴らしい肥料に変えられるのです。
 ・・・
 

 
 堆肥の活用についてのガンディーの話(859)の続きです。
 「有機物のゴミを地面に埋めて堆肥化すべし」ということを彼は盛んに説いていますが、それは主に人間の排泄物のことだったようです。
 有機物はもちろん土壌細菌によって分解されるのですが、その細菌類は地表近くに生息しているのです。考えてみれば当然で、自然界では動物の死骸にしても、糞尿にしても、枯れた植物にしても、落ち葉にしても、地中深くに埋められることはなく地表近くに堆積するものだからです。ミミズなどの土の中の小動物がそれらを食べ、その食べ残しや糞をさらに細菌などが食べて分解するのです。
 そう考えると、確かに地中深くに埋めるよりも浅く埋めた方が良いと思われますね。
 しかし・・・
             
しもかわ読書会9月例会の報告(3)ベトナム戦争。 [2023年09月30日(Sat)]
 「しもかわ読書会」9月例会の報告の続きです。
 
●昭和40年、アメリカのジョンソン大統領は北ベトナムへの大規模爆撃を命令。
●南北ベトナムの代理戦争から、直接的な軍事攻撃へ。
●アメリカの空母には、原子爆弾も積まれていた。
●これに対して、反戦運動が世界中に広まった。
●日本にも、「ベ平連」ができた。
●ベトナムに平和を!市民文化団体連合。

 そして・・・

                     (つづく)
堆肥は浅い穴で作った方が良い。 [2023年09月29日(Fri)]
堆肥場

(859)
 ブレイン氏は地面に穴を掘ってそこで堆肥を作ることを提案しています。それが一般的に推奨されるべきものだということは分かります。
 しかし、私の意見では、プーレ氏が勧めるような浅い埋め立ての方がより科学的であり有効性が高いと考えます。
 まず、穴を掘る費用が軽減されます。さらに、移動の費用もまったく不要になるかもしれませんし、そうでないとしても確実に軽減することができます。
 ・・・ 
 


 これも、堆肥の活用についてのガンディーの論説です。
 「有機物のゴミは、土に埋めて堆肥にすれば土壌を豊かにしてくれる」という主張は、(856)などでもなされていました。ここでは、その具体的な方法、つまりどのような堆肥場を作れば良いかということが論じられています。
 ブレイン氏という人は、地面に深い穴を持ってそこに有機物を入れることによって堆肥を作るべきだという提案をしているようです。
 これに対して、プーレ氏という人は堆肥作りは地表近くの浅い場所で行うべきだと言っているようです。
 ガンディーは、明確にプーレ氏の案を支持します。その理由として、コストを軽減できるという点が指摘されています。
 しかし、浅い埋め立ての方が優れていると主張される理由はこれだけではないのです。
 ・・・ 
第235回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(3)承久の乱。 [2023年09月29日(Fri)]
 9月13日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●遂に、後鳥羽上皇は倒幕を決意した。
●順徳上皇も、これに賛同した。
●この時、上皇は3人いた。その間に土御門上皇。
●でも、一番権力を持っていたのは後鳥羽上皇(治天の君)。
●後鳥羽上皇は、「北条義時を討て」という命令を出した。
●この時代、上皇の命令には従わなければならないという考えはかなり強かった。

 そして・・・

                 (つづく)
人工的な肥料は土壌に有害な影響を及ぼすが・・・。 [2023年09月28日(Thu)]
(858)
 農業生産を増大させるためにはどんな方法が有効でしょう。それは、適切に肥料を施すことです。
 しかし、人工的な肥料は土壌に対して有害な影響を及ぼすそうです。
 堆肥は悪臭などまったく発しません。
 それは10万ルピーの節約になるでしょう。そしてまた、土の力を消耗させずに肥沃さを増すこともできるでしょう。
 
                   (「ハリジャン」1947年12月28日)
                                       


 これも、有機肥料に関するガンディーの論説です。
 ゴミとして廃棄される有機物を堆肥化して農業に活用すべきであるという全インド堆肥会議の方針をガンディーは支持しています。(857)
 しかも、そのような有機肥料が人工的な化学肥料よりも優れていることもここでは明確に述べられているのです。
 化学肥料が土壌の環境や生態系に害を与え、土を劣化させるということは、ガンディーの勝手な思い込みでも独自研究でもなく、誰かから教えられて得られた情報のようです。恐らく、この会議に出席していた専門家から教示を受けたのではないかと思われます。
 そして・・・
 
9月定例学問会の報告(2)国家総動員と非常時。 [2023年09月28日(Thu)]
 9月定例学問会の報告の続きです。
 
●1937年は日中戦争が始まった年だが・・・。
●日本に住んでいる人たちは、どれくらい戦争を実感していたのだろう?
●翌年、1938年には「国家総動員法」が制定されている。
●非常時がどれくらい続くのか、当時の国民は知っていたのだろうか?
●コロナ禍の時の「緊急事態」「今が正念場」と似ていたのかも。

 そして・・・

                (つづく)
清潔は敬神に次ぐ美徳である、それだけでなく・・・。 [2023年09月27日(Wed)]
(857)
 さらに加えて、ゴミを賢明に処理して利用することで、環境もきれいに保たれるようになります。
 「清潔は敬神に次ぐ美徳である」と言われますが、それだけでなく、健康の増進にもつながるのです。
 
                   (「ハリジャン」1947年12月28日)
          


 全インド堆肥会議についてのガンディーの話の続きです。
 ゴミを堆肥化して作った有機肥料によって土は豊かになり収量も増すだろうと彼は言っていました。(856)
 さらに、それだけでなく、ゴミを腐敗させずに適切に処理して堆肥化すれば、環境の美化や浄化にもつながるだろうと彼は言っています。しかも、生活環境の改善が公衆衛生の観点からも重要であるということも十分に認識しているのです。(240)
 なお、「清潔は敬神に次ぐ美徳である」というのはヨーロッパの諺のようです。
 
    
しもかわ読書会9月例会の報告(2)佐藤長期政権。 [2023年09月27日(Wed)]
 「しもかわ読書会」9月例会の報告の続きです。
 
●オリンピックが終わると、池田首相は退陣。
●その後に首相になったのが、佐藤栄作さん。
●長く続いた佐藤政権、そして、いろいろな動きがあった。
●韓国との国交正常化。
●しかし、これにはいろいろ問題があった。
●それが現代にまで尾を引いている。

 そして・・・

                     (つづく)
土壌を豊かにする有機肥料。 [2023年09月26日(Tue)]
(856)
 もしもこの取り組みに対するインド大衆の自主的な協力が得られるならば、この国は食料不足という問題を一掃できるだけでなく、余剰の食料を生産することさえ可能になるでしょう。
 この有機肥料は必ず土壌を豊かにする一方で、それを劣化させることは決してありません。
 毎日出されるゴミも、適切に処理されれば黄金の肥料となって土に還るのです。それは、数百万ルピーの節約につながるでしょう。
 そして、収穫される穀物や豆類の種類や数も、共に増大させることができるでしょう。
 ・・・



 全インド堆肥会議についてのガンディーの話の続きです。
 「ゴミとして出される様々な有機物を堆肥化して農業に活用すべきだ」というその会議での決議をガンディーは高く評価します。しかし、「単に紙の上に書かれて終わりにしてはいけない」とも言っています。(855)
 このような有機肥料の活用が広がり進んでいけば、インドの農業の未来はとても明るいと彼は確信しています。しかし、それは決して化学肥料の費用が高く堆肥であれば安上がりだからというだけではありません。
 (761)で述べられているように、化学肥料は土を劣化させてしまうということにも既に彼は気付いているのです。
 そして・・・
第235回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(2)後鳥羽上皇。 [2023年09月26日(Tue)]
 9月13日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●後鳥羽上皇は、3代将軍・実朝と仲が良かった。
●しかも、義理の兄弟でもあった。
●ところが、その実朝が暗殺されてしまったので・・・。
●当然のことながら、朝廷と幕府の関係は急速に悪化する。
●後鳥羽上皇は、有能で、活発で、武術にも優れていたと言われる。
●幕府を倒すことを決意した後鳥羽上皇。

 そして・・・

                 (つづく)
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