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しもかわ読書会9月例会の報告(2)日本列島カルト汚染 [2022年09月27日(Tue)]
 「しもかわ読書会」9月例会の報告の続きです。
 安倍晋三元首相の国葬が2日後に迫っていたので(今日は、当日ですね)、今回は、統一協会(教会)等の問題について考える本を読みました。「日本列島カルト汚染」(ブレーン出版、榊博文・説得問題研究会)という本です。下川町町民会館図書室にあります。

 ・・・

                     (つづく)
行動の質は、その動機によって決まる。 [2022年09月26日(Mon)]
(500)
 これこそが謙遜、そして、愛なのです。
 それがどんな動機に基づいてなされたか。行動の質を決定するのはまさにこのことなのです。
 ・・・ 
 


 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 「スワデシは(自分の地域の利益だけしか考えないので)利己主義である」という批判に対して、「家族への奉仕を通じて、人類社会全体に奉仕するのだ(499)」とガンディーは反論しました。
 「しかし、どうしてそうなると断言できるのか?」このような疑問を感じる人もいるでしょう。もちろん、どんな場合でもそうなるわけではありません。ガンディーによれば、その動機が重要なのです。とにかく、その動機は愛に基づいていなければなりません。この場合の愛というのは、特定の対象に対する愛ではないでしょう。無限に広がる愛、すべてのものに向かって開かれた愛です。だから、「家族への奉仕が社会全体への奉仕になる」と言えるのです。
 当然のことながら、「良かれと思ってやったのだから、きっと結果も良いものになるだろう。たとえ良くない結果になったとしても、動機は純粋に善を願っていたのだから免責あるいは酌量されるだろう」というようなことではないと思います。
 そして・・・
第224回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(2)かむろ。 [2022年09月26日(Mon)]
 21日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●武家でありながら、平家は朝廷で絶大な権力を握った。
●平家一門は繁栄するが、そうでない者は・・・。
●当然、平家に対して不満を持つ者も少なからずいた。
●平清盛は、京の町に300人の「かむろ」を放った。
●「かむろ」とは、少年のスパイ。
●反対派を捕らえ、徹底的に弾圧した。

 そして・・・

                 (つづく)
しもかわ読書会9月例会の報告(1)国葬を控えて・・・ [2022年09月26日(Mon)]
 昨日は、モレーナで「しもかわ読書会」9月例会を行いました。
 前日あった「下川すまっこシネマ」の上映会「もったいないキッチン」の話や当日の午前中に開催されたリンリン倶楽部のポタリングの話などもしましたが、何と言っても故安倍晋三氏の国葬が2日後(今日はもう、前日ですね)に迫っていたので・・・

                             (つづく)
家族への奉仕を通じて、人類社会全体に奉仕する。 [2022年09月25日(Sun)]
(499)
 そうではなくて、私は自らの努力を家族に対する奉仕に集中させた方が良いのです。そして、彼らを通じて国全体に奉仕していると考えるのです。あるいは、もしもその気になるならば、人類全体に奉仕していると考えることも可能でしょう。
 ・・・



 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 「スワデシは(自分の地域の利益だけしか考えないので)利己主義である(496)」という批判に対して、ガンディーは上のように述べて反論します。
 つまり、スワデシというのは決して「自分の属するコミュニティの利害を優先的に考慮し、その外の社会的な問題については無関心であっても構わない」ということではないのです。
 そうではなくて、自分の属するコミュニティのために奉仕することを通じて、より広範囲のコミュニティに奉仕するのだということです。
 社会というものを本質的に対立的なものだと考えれば、何かを大切にするということは別の何かを犠牲にするということになるかもしれません。しかし、それが本来調和的なものであると考えるならば、身近なコミュニティとより広範囲のコミュニティの利益を同時に追求するということも可能なはずです。
 そしてまた、各個人にとって身近なコミュニティの利益のために奉仕することの方がずっと自然であり、妥当性や有効性が高くなると考えられるはずなので、そうすることが社会全体の利益に貢献するための最適な手段でもあるということになるのではないでしょうか?
 そして・・・
9月定例学問会の報告(2)塩狩峠。 [2022年09月25日(Sun)]
 9月定例学問会の報告の続きです。
 
●塩狩駅は、三浦綾子の小説「塩狩峠」の聖地。
●多くの人が、今も塩狩を訪れる。
●「塩狩峠」の映画もある。
●名寄も出て来るんだけど、あまり知られていない。
●「塩狩峠」を現代版で映画化したら?
●松浦武四郎を大河ドラマにしたら?

 そして・・・

                (つづく)
自分の家族に奉仕することさえできていないのに・・・。 [2022年09月24日(Sat)]
(498)
 自分自身の家族のために奉仕することさえ、私はほとんどできていません。それなのに、「インド全体のために奉仕する」などという大それた企てを心に思い描くとしたら、それはまさに傲慢です。
 ・・・

 

 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 「スワデシは(自分の地域の利益だけしか考えないので)利己主義である」という批判に対して、ガンディーは、「スワデシこそが、謙譲と愛が要求する掟に合致する唯一の原則なのだ」(497)と述べていました。その発言の趣旨は、このようなことだったのです。
 つまり、「社会全体の利益のため、公正のため、進歩のためと称して何かをしようとするのはまったくの傲慢にほかならない」と彼は言うのです。似たようなことは、アダム⁼スミスも言っています。「公共の利益のために仕事をするなどと気取っている人たちによって、あまり大きな利益が実現された例をまったく知らない」「利己心の発揮は見えざる手を通じて社会の利益を増大させる」。
 二人とも、「他者あるいて公共の利益を犠牲にして自己の利益を追求することは道徳上許されない」ということを前提として語っているのは言うまでもありません。
 そして、彼はこれに続けて・・・
 
しもかわ読書会8月例会の報告(6)いろんな人の死後の霊。 [2022年09月24日(Sat)]
 「しもかわ読書会」8月例会の報告の続きです。

 ●自殺した人の霊。
 ●日航機事故の副操縦士の霊。
 ●唯物論者の霊。
 ●自分が死んだことに気付いていない人の霊。
 ●鰻が食べたかった故人。

 そして・・・
                        (つづく)
謙譲と愛に合致する唯一の原理。 [2022年09月23日(Fri)]
(497)
 彼らの意見についての詳細な分析にここで立ち入ることはできませんが、私はとにかく次のように主張したいのです。
 スワデシこそが、謙譲と愛とが人間に命じる掟に合致しうる唯一の原理なのだと。
 ・・・



 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 「彼ら」というのは、「スワデシは文明化の流れに逆行している」などと言ってそれを批判する人たちのことです。(496)その詳細な分析には立ち入らないということですが、それはまあ理解できます。そのような議論を始めるとなると、結局は、「文明とは何か、進歩とは何か、人間社会の目指すべき方向性とは何か」というような途方もない問題について論じることになってしまうからです。
 しかし、それにしても、ガンディーの発言には驚いてしまう人も多いかもしれません。なんと、「スワデシというのは、謙譲と愛が要求する掟に合致する唯一の原則だ」と彼は言うのです。
 果たして、この発言の趣旨は・・・
今週末の予定 [2022年09月23日(Fri)]
 今週末の予定です。
 日曜日に、「しもかわ読書会」を開催することにしました。場所は、モレーナです。


【しもかわ読書会】
 しもかわ読書会9月定例会
 日時 9月25日(日)
    12時〜15時
 場所 モレーナ
 内容 未定(「何かやりたい」という人がいたら、学長までお知らせください。)


 誰でも参加できます。どうぞよろしくお願いします。