ボースやラーイの発見。 [2022年08月26日(Fri)]
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ボースやラーイの発見は、ラーマーヤナやマハーバーラタとまったく同様に人々の家の宝となっていたことでしょう。 しかし、大衆の側に立って考えれば、これらの偉大なインド人の発見も外国人によってなされたのと何の変わりもないのです。 ・・・ 「我々インドの知識人階級は、英語ではなくインドの言葉で教育を受けるべきであった(468)」という話の続きです。 ここで、具体的な2人の人物名が挙げられます。 ジャガディッシュ=チャンドラ=ボース(1858-1937)はインドの物理学者で、天然の方鉛鉱を使用した鉱石検波器を開発したそうです。インドの独立運動家で第2次世界大戦中に日本軍に協力したチャンドラ=ボースは別人です。 ラーイ(1861-1944)は、インド化学工業のパイオニアとなった科学者だそうです。 これらの偉大なインド人科学者の業績も、インドの大衆にとっては外国人がしたのと変わらない。だから、それはほとんどインド社会の発展に寄与しないということでしょう。 ラーマーヤナとマハーバーラタは、インドの2大叙事詩です。ヒンドゥー教の聖典にもなっているようです そして、ガンディーはこれに続けて・・・ |