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裕福な人々は、自らの意志によって一般大衆と同じ生活水準にせよ。 [2022年06月30日(Thu)]
(410)
 彼らは、特権階級を廃絶しようとしています。
 しかし、私は彼らが精神的な成長を遂げて自ら悟ることを望むのです。そして、自らの強欲を改め、所有の観念を捨て去り、彼らがいくら多くの富を所有していたとしても、日々のパンを得るために働いている一般大衆と同じ程度に生活水準を引き下げてほしいのです。
 ・・・
 


 「仮にたくさんのお金が手に入ったとしても、手にしたお金のすべてが自分のものになるのではない」という話の続きです。「彼ら」というのは、社会主義者のことです。(408)
 ガンディーは、すべての人が経済的に平等であるべきだと言っています。それを実現するためには、どうしても富裕層の人々が所有している富を貧しい人々に再分配しなければなりません。
 しかし、その方法に関する彼の意見は、暴力革命によって労働者の政権を樹立することを目指すのではなく、議会制民主主義を通じて労働者階級が権力を握り、その政治権力によって経済格差を解消する諸政策を実行しようというのでもなく、「裕福な人たちが自主的に生活水準を下げるように期待する」ということです。
 「しかし、そんなことはまったく非現実的だ」と思う人もいるでしょう。けれども、ならば暴力革命によって平等な社会を実現するというのが現実的なのでしょうか? あるいは、議会制民主主義を通じて経済的平等を目指す勢力が政権を取るというのが現実的なのでしょうか?
 さらに、ガンディーは・・・
第218回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(1)朱子学は、中学校の教科書にも出て来ますが・・・。 [2022年06月30日(Thu)]
 昨日は、西町キャンパスで第218回「楽しく学ぶ歴史ゼミ」を開催しました。
 前回は、中国の禅宗について学んだので、今回は儒学について・・・

●朱子学というのは、儒学の中の一派。
●江戸時代の日本で特に重んじられたので有名。
●特に、寛政の改革の時に松平定信が行った「寛政異学の禁」は教科書にも載っている。
●幕府直轄の学問所では、正学たる朱子学のみを研究・講義し、異学は禁ずる。
●でも、朱子学というのはどういうものかはあまり説明していない。

 そして・・・
                  (つづく)
社会主義の理論とガンディーの理論。 [2022年06月29日(Wed)]
(409)
 この国で、大地主や政治的支配者たちが所有している資産をどうすべきかについて社会主義の理論に基づく意見が主張されたことがありました。
 その時、私は前のような自説をはっきりと述べたのです。
 ・・・
 


 「仮にたくさんのお金が手に入ったとしても、手にしたお金のすべてが自分のものになるのではない(407)」という話の続きです。
 これは、「一般国民の所得水準を超えた収入はすべて共同体の財産とせよ」というかなりラディカルな主張です。しかし、決してガンディーは社会主義者でも共産主義者でもありません。この箇所では、社会主義の理論とは異なる考えという位置付けを自らの意見に与えています。
 (288)で名言されていたように、ガンディーは暴力革命を支持しないのはもちろん、国家権力が執行する強制力によって富裕層から財産を取り上げることにも賛成しないのです。そうではなくて、多くの所得や資産を持っている人たちがあくまでも彼ら自身の自発的な意志によって余分なお金を社会のために提供することを求めているのです。
 そして・・・
6月定例学問会の報告(4)人を騙すのがうまい人は・・・。 [2022年06月29日(Wed)]
 19日の定例学問会の報告の続きです。
 
●コマーシャリズムと民主政治(衆愚政治)が、プレゼンテーション技術をもてはやすようににさせた。
●口が上手であれば、金儲けができる。
●口が上手であれば、政治権力を手に入れられる。
●人に錯覚を起こさせる技術、思考を停止させる技術、視野を狭めさせる技術。
●中身がないのに、あるように感じさせる技術。
●他人の思考や意志をある方向に誘導する技術。
●相手が間違っているからと言って、自分が正しいとは限らないのに。

 それから・・・
                (つづく)
自分の取るべき金額を越えたお金は、社会のために使われるべきお金となる。 [2022年06月28日(Tue)]
(408)
 私が手に入れた富のうち、それを越えた分は、共同体に帰属する共有財産になります。そして、共同体の福祉の増進のために使われるのです。
 ・・・


 
 「仮にたくさんのお金が手に入ったとしても、手にしたお金のすべてが自分のものになるのではない(407)」という話の続きです。
 「私のものであると言えるのは、他の多数の人々が手にしているお金と同程度のお金だけです」とガンディーは言います。では、それを越える分は一体どうなるのでしょうか? 彼によれば、余剰なお金はすべて共同体の共有財産になるのです。
 ここで述べられている共同体とは、「協同の原理に基づいた自治の行われる村(217)」のことだと思われます。
 「しかし、それでは人々の勤労意欲が低下してしまうのではないか」と思う人もいるでしょう。ところが、「人間は、他人が食べるパンのためにまで働かなくてもよい。そうなれば、すべての人が十分な食べ物と十分な余暇を享受できるようになるだろう(264)」と彼は言うのです。
 そして・・・
6月定例学問会の報告(3)日本人は、人前で話すのが下手なのか? [2022年06月28日(Tue)]
 19日の定例学問会の報告の続きです。
 
●日本人は人前で話すのが下手、だからプレゼン技術を高めなければならない・・・と言われるが。
●日本人、と言うより東洋人は、伝統的に演説の上手さを高く評価してこなかった。
●巧言令色鮮し仁。
●上手か下手かと言うより、価値観や感覚の違い。
●昔は、ペラペラ喋るセールスマンが売る商品はそれほど売れなかったのではないか。
●特に、高額な商品はプレゼンの上手さで買うわけではない。
●政治家の能力も、演説の上手さはそれほど重要視されなかったと思われる。

 それから・・・
                (つづく)
第217回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(13)二元論にとらわれない。 [2022年06月28日(Tue)]
 1日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の最終回です。

●善・悪などの二元論にとらわれない。
●例えば、ロシアは悪、ウクライナは善、とか。
●周りの空気に惑わされず、主体的に生きる。
●マスクとか、ワクチンとか。
●現代の日本社会で、禅や仏教はあまり生かされていないように見える。


 次回は、明日、29日(水)です。 次回は今日、5月20日(水)です。
仮に、たくさんのお金が手に入ったとしても・・・。 [2022年06月27日(Mon)]
第7章 信託の理論

(407)
 例えば遺産相続とか、あるいは商売や事業が大成功するとかして、私がかなりの富を得ることができたとしましょう。
 しかし、その場合でも、手にしたお金のすべてが自分のものではないということを私は忘れてはいけません。私のものであると言えるのは、周囲に対して面目を失わない程度の暮らしをする権利だけです。つまり、他の多数の人々が手にしているお金と同程度のお金だけが私のものになるのです。
 ・・・
 


 ここから、新しい章に入ります。タイトルは、「信託の理論」です。ガンディーが言っている「信託」とは、「多くのお金を持っている人は、そのお金を自分に信託されたものであると考え、世のため人のために使わなければならない(287)」ということです。
 「面目を失わない程度の暮らし」というのは、「健康で文化的な最低限度の生活」とほぼ同じ意味であると思われます。だから、「すべての人間には人間らしい暮らしをする権利がある」という生存権に似た考えであると言えるでしょう。
 しかし、生存権保障が「貧しい人に最低限度の生活を保障し、それに足りない分のお金を給付する」というものであるのに対して、ガンディーの主張は、「どれだけ多くの富を得た人であっても、最低限度を超えた富を自分のものにしてはいけない」ということなのです。
 そして・・・
今週の予定 [2022年06月27日(Mon)]
 今週の予定です。
 状況によっては、3日に7月の学問会をするかもしれません。


 【楽しく学ぶ歴史ゼミ】
 第218回楽しく学ぶ歴史ゼミ
 日時  6月29日(水)
     12時半〜13時半
 場所  西町キャンパス
 内容  朱子


 誰でも参加できます。どうぞよろしくお願いします。

第217回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(12)自分が悟ればそれで終わりではない。 [2022年06月27日(Mon)]
 1日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●7番目は、牛のことを忘れてしまう。
●自分は悟りを開いているという思いも、執着になってしまう。
●悟ったという意識も、忘れ去る。
●8番目は、何も描かれていない。
●人も牛も、忘れてしまう。
●9番目は、自然の風景。
●10番目は、若者に教えを伝えている絵。

 それから ・・・
                  (つづく)
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