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裁判所は、争いを作る所ではなく鎮める所。 [2021年12月31日(Fri)]
(235)
 また、村には代表者会議があり、紛争はそこで解決されるでしょう。



 理想的な村についてのガンディーの記述の続きです。
 「村の代表者会議」というのは、(222)などで述べられていた「パンチャーヤット」のことです。これは選挙で選ばれた5人の代表者によって構成される三権の合同機関なのだそうです。だから、そこで裁判もするわけです。
 その裁判というのは、「ヒンド⁼スワラージ」で述べられていたようにインドの伝統的な村の共同体による裁判をモデルにしたものだと思われます。
 裁判と言っても、近代的な裁判とはかなり違った、法によって白黒を付けるというよりは和解と関係修復のための仲裁という性格の強いものなのではないでしょうか?
 そして・・・
近代文明とチャルカ [2021年12月31日(Fri)]
 2021年も、残りあとわずかですね。さて、「下川わわわ大学」にとっての今年のテーマは何だったっけ?と思ってブログを見返してみたら、「ガンディーとタゴールのチャルカ論争から百年」ということで、近代文明について考えようということだったのでした。
 ガンディー研究ゼミは、「ヒンド=スワラージ(インドの自治)」が終わり、続いて「ヴィレッジ=スワラージ(村の自治)」に進んでいます。
学校では、実業教育が行われる。 [2021年12月30日(Thu)]
(234)
 村には小学校や中学校も作られます。そこでは、実業教育が中心に行われるでしょう。
 ・・・
 

 
 理想的な村についてのガンディーの記述の続きです。
 衛生面や生産面、それから社会的な必要を満たすために村が持っているべきものがこれまで列挙されてきましたが、次は学校です。
 南アフリカ時代に書かれた「ヒンド⁼スワラージ」と違って、この時期のガンディーは教育の必要性を認めているようです。(216)
 さて、ここではその教育の内容について、"industrial education"と書かれています。「産業主義」に対しては大いに批判しているので(60)、決して「産業主義教育」や「工場労働者養成教育」などを意図した言葉とは思えないので、「実業教育」としておきました。家内工業や農林漁業に必要な知識や技術を教えるということなのではないかと思います。
 それから、続けてガンディーは・・・
12月定例学問会の報告(5)クリスマスは、サンタさんの誕生日ではない。 [2021年12月30日(Thu)]
 12月19日の定例学問会の報告の続きです。
 
●サンタクロースも、聖書には出て来ない。
●3人の賢者(博士)が救い主の誕生を知ってお祝いに訪れ・・・
●贈り物をしたことは、書いてある。
●サンタクロースは、フィンランド出身でもない。
●サンタクロースのモデルになったのは、なんとトルコの人。
●貧しい人々に金貨を配ったという伝説のある、聖ニコラウス(セント・ニコラウス)。

 そして・・・
                (つづく)
礼拝所、集会所、共同牧草地、搾乳場。 [2021年12月29日(Wed)]
(233)
 そこにはすべての人に開かれた礼拝所があります。公共の集会所もあります。
 村人たちが家畜に草を食べさせるための共同の牧草地、そして協同経営の搾乳場もあります。
 ・・・


 
 理想的な村についてのガンディーの記述の続きです。
 「十分な採光と換気が確保された庭付きの小屋」をすべての村人が持てるようにと述べた後、ガンディーは村の共有施設について言及します。
 各家庭での野菜の栽培や家畜の飼育を彼は勧めていましたが、決して集団的な生産を否定していたわけではありません。(57)で示唆されていたように、「小規模協同農園」という生産形態に彼は大きな希望を託していたようです。
 ちなみに、彼はヒンドゥー教徒なので、牛を飼うのは主に乳を搾るためです。肉にして食べることは考えていません。
 次に、ガンディーは・・・
しもかわ読書会12月例会の報告(7)気候危機について語ると、キモいと言われる。 [2021年12月29日(Wed)]
 「しもかわ読書会」12月例会の報告の続きです。
 
●凡庸な精神が、そうでないものを攻撃・迫害する。
●気候変動とか、社会的な問題について友達と話そうとすると・・・。
●キモイと言われる。
●まあ、ありそうですね。
●ノンポリというのは、昔は軽蔑的な言葉だったような気がする。
●今は、政治のことなどを語るとヒンシュクを買う。

 そして・・・
                       (つづく)
ゴミのない道、共同の井戸。 [2021年12月29日(Wed)]
(232)
 村人たちの行き来する大通りも小道も、可能な限りゴミの無い状態が保たれます。
 また、村には必要に応じて井戸が設けられます。誰もが分け隔てなく使える、共同の井戸です。
 ・・・

 

 理想的な村についてのガンディーの記述の続きです。
 インドの村にとっての最優先課題は、衛生状態の改善であると彼は考えているようです。(230)では「十分な採光と換気」について述べられていましたが、ここでは「ゴミ問題」と「安全な水の確保」が挙げられています。
 水を確保するための手段は、主に井戸が想定されています。近代的な上下水道の設備について言及されていないのは、決して彼がそれを知らなかったからでも技術面や財政面で実現困難と考えたからでもありません。すべてのものは、(特に生活に不可欠なものであればあるほど、)地域内自給を基本としなければならない(212)と彼が考えているからです。
 そして、さらに続けてガンディーは・・・
12月定例学問会の報告(4)12月25日がクリスマスだとは、聖書に書いてない。 [2021年12月28日(Tue)]
 12月19日の定例学問会の報告の続きです。
 
●クリスマスの日付は、聖書に書いてない。
●多分、冬至のお祭りがクリスマスになったと思われる。
●フライドチキンを食べる日でもない。七面鳥も、昔からの習慣ではない。
●なんと、ケーキを食べる日でもない。
●ペコちゃんの陰謀か?

 そして・・・
                (つづく)
それぞれの家で野菜を育て、家畜を飼う。 [2021年12月28日(Tue)]
(231)
 村人たちの小屋には中庭があり、そこは家族の食べる野菜を育てるための畑、そして家畜を飼うための場所にもなります。
 ・・・



 理想的な村についてのガンディーの記述の続きです。
 村人たちの住む小屋には、中庭がなければならないと彼は言っています。「庭のない立派な邸宅」でも「便利で快適な近代的集合住宅」でもなく、「庭のある小屋」が最も望ましい住居なのです。
 それはもちろん、自立的な暮らしのために庭というものが必要だからです。そこで、人々は自分たちの食べる野菜を育て、またいろいろなものを提供してくれる家畜を飼えと彼は述べています。つまり、各家庭においても基本的には自給を目指すということです。
 今までは、主として「村の自給」について語られていました(213)が、その基盤にあるのは家族単位の自給生産なのです。
 そして・・・
しもかわ読書会12月例会の報告(6)考えない権利、人の意見を聞かない権利。 [2021年12月27日(Mon)]
 「しもかわ読書会」12月例会の報告の続きです。

 ●凡庸な精神が、自己の凡庸であることを承知の上で・・・。
 ●大胆にも凡庸なるものの権利を確認する。
 ●そして、その凡庸さをあらゆる場所に押し付ける。
 ●学ばない。考えない。他人の意見を聞こうとしない。
 ●多数という「驕り」。

 そして・・・
                        (つづく)
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