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そんな粗末な食事で暮らしていけと言われたら・・・。 [2021年10月31日(Sun)]
(174)
 都会に住む人たちだったら、きっと次のように思うかもしれません。
 「そんな粗末な食事で暮らしていけと言われても、1か月以上生き延びることは到底不可能だろう。たとえ生き延びられたとしても、正常な精神機能はもはや失われてしまうのではないか」。
 しかし、村に住む人々は、来る日も来る日もそのような状態の中で暮らしているのです。

            (「ハリジャン」1936年4月4日)



 「数百万の人々が、白米もしくは炒った穀物にひとつまみの薄汚れた塩と唐辛子を付けて食べられれば満足しなければならないような境遇で暮らしている(173)」と、インドの農村に住む人々の厳しい生活実態について述べた後、ガンディーは上のように続けます。
 同じインド人でも、都会に住む人たちは農村に住む人たちより物質的には豊かな生活を送っていたのでしょうね。これは、現代も続いている世界の一般的傾向と言ってもいいでしょう。「都会に行けば、もっと豊かな暮らしができる」−だからこそ、人口の都市への集中が進行していくのです。
 しかし、ガンディーはまったく反対のことを人々に訴え、自らも実践しました。それは、「すべての人は、村に住むべきである」という主張(134)なのです。
第206回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(9)東京スカイツリーは、武蔵なのか下総なのか? [2021年10月31日(Sun)]
 13日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●隅田川が武蔵と下総の国境だったのだとすれば・・・。
●東京スカイツリーがある墨田区は下総国だったのか?
●利根川東遷後の江戸時代には、武蔵になったのだとしても。
●両国橋も、武蔵と下総の両国を結ぶからと言われている。
●しかし、東京スカイツリーは武蔵に因んで634メートルなのでは?

 そして・・・
                  (つづく)
多くの人々が、飢餓線上の生活を余儀なくされている。 [2021年10月30日(Sat)]
(173)
 その一方で、彼らが認めているのは次のような事実です。
 「多くの人々が飢餓線上の暮らしをしている」
 「10%の人々が、半ば飢餓の状態に置かれている」
 「数百万の人々が、白米もしくは炒った穀物にひとつまみの薄汚れた塩と唐辛子を付けて食べられれば満足しなければならないような境遇で暮らしている」
 ・・・



 「何人ものイギリス人官僚が、インドの人々の生活実態についての記録を残している(132)」という話の続きです。だから、ここで「彼ら」と呼ばれているのはインドの植民地行政に携わっていたイギリス人官僚たちのことです。
 その証言によれば、植民地時代のインドの農村に住む人たちの食料事情はかなり深刻なものだったようです。その原因は、ガンディーの見解では、「インドの農村が都市から、あるいは都市を通じて搾取されていたから(163)」だというのです。
 そして・・・
10月定例学問会の報告(8)どうして共産党はそんなに敵視されるのか? [2021年10月30日(Sat)]
 10日の定例学問会の報告の続きです。
 
●共産党がこれほどまでに敵視されるのはなぜか?
●その原因は、敵視される方ではなく敵視する方にある。
●労働組合が共産党を敵視するのは、どういうことなのか?
●昔はいろいろあっただろうけど、今は労働者階級同士でケンカしてる場合じゃない。
●共産党よりも怖くて危険な公安。
●一体、誰が得をしているのだろうか?

 そして・・・
                (つづく)
イギリス人官僚によって記録されたインド農村の惨状。 [2021年10月29日(Fri)]
(172)
 何人ものイギリス人官僚が、インドの人々の生活実態についての記録を残しています。
 その中で、「インドの村に住む人々は心身を保つのに必要なものを十分に得ている」と言っている人は私が知る限り一人もいません。
 ・・・



 「一般に、町の住人は村人たちを食い物にしています(171)というガンディーの発言の続きです。
 ここで彼は、インドの村人たちが困窮生活に苦しんでいるという事実をイギリス人の書いた記録によって実証しようとしているようです。
 さて、どうしてここでイギリス人官僚が出て来るのかと言いますと、当時、インド(インド帝国)はイギリスの実質的な植民地だったからです。インド帝国の皇帝はイギリス王が兼ねていて、イギリスから派遣されたインド総督が帝国全土(現在のインド・パキスタン・バングラデシュ・ミャンマー)を様々な形で統治したそうです。直轄地と間接統治の藩王国があったようです。
 さて、インド総督はイギリス本国のインド担当大臣に責任を負っていたそうなので、インド社会の実態や実情を示すいろいろな統計資料を作成する必要もあったと思われます。それに当たったのが、恐らくはイギリス人官僚たちだったのではないかと思われます。
 そのような官僚たちが残した記録ですから、大体においては信頼できる情報だと考えられますが、その記録のどれもが、インドの村の住人たちが基本的な生活要求さえも十分に満たされない状況に置かれていることを示していたとガンディーは言うのです。
 さらに・・・
第206回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(8)東京都葛飾区は下総国? [2021年10月29日(Fri)]
 13日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●隅田川は、今は荒川水系だが・・・。
●昔は利根川の河口部が隅田川だった。
●そして、隅田川は下総と武蔵の国境だった。
●「伊勢物語」にも、隅田川が出て来る。
●東京の葛飾区や埼玉県の北葛飾郡は、昔は下総国だった。
 
 そして・・・
                  (つづく)
町の人々の暮らしは、貧しい村人の犠牲の上に・・・ [2021年10月28日(Thu)]
(171)
 私には分かっているのです。
 一般に、町の住人は村人たちを食い物にしています。実際、彼らの暮らしは貧しい村人たちが最低限の生活に甘んじて日々苦しんでいる犠牲の上に成り立っているのです。
 ・・・

 

 これも、都市と村についてのガンディーの論説です。
 同様の主張は、(154)でも述べられていましたね。
 しかし、このような結論だけでは、それを受け入れたくない人に対してはほとんど説得力がないでしょう。「そのように断言できるのはどうしてか?」という根拠が何も示されていないからです。
 さて、この文章では、この後の部分で具体的な統計に基づいた論証がなされています。
 それは、一体どのようなものかと言いますと・・・
10月定例学問会の報告(7)選挙戦略も、世論形成も、お金 [2021年10月28日(Thu)]
 10日の定例学問会の報告の続きです。
 
●自民党のポスターとかキャッチコピーとかは、やっぱりうまい。
●現行の選挙制度では、すべての人を騙せなくても、一定数の人を騙せれば勝ち。
●本当かウソか、正しいか間違っているかが問題なのではなくて、一部の人の心をつかめれば良い。
●自民党の政治家が考えているんじゃなくて、やっぱりプロの力のような気がする。
●世論形成に、たくさんのお金(しかも公金)が使われている。
●Dappiは、氷山の一角。

 そして・・・
                (つづく)
第206回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(7)下総の国境と古代の川。 [2021年10月28日(Thu)]
 13日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●下総の国と常陸の国の境は、今の千葉・茨城県経ではない。
●利根川は、昔は東京湾に注いでいた。
●鬼怒川が、霞ケ浦の方へ流れていた。これが大体の国境。
●昔の利根川は、今は古利根川(ふるとねがわ)。
●利根川が、下総と武蔵の国境だった。
●埼玉と千葉の今の県境は江戸川だが・・・。

 そして・・・

                  (つづく)
前へ前へと進み続けるが、立ち止まって問うことはしない。 [2021年10月27日(Wed)]
(170)
 町の人々は、立ち止まって次のように問うことなどはほとんどしません。
 「村に住む貧しい人々は、太陽や雨の恵みを受けて食べる物や着る物を十分に得られているだろうか? そしてまた、日差しや風雨を避けるための屋根のある家に住めているだろうか?」

                     (「ハリジャン」1936年4月4日)


 
 「町の住人たちは、村というのは自分たちの生活必需品を生産・供給するために作られたものだと信じ込んでいるようだ(169)」という話の続きです。
 町に住む人々の多くは、より便利で快適な暮らし、流行や最先端を追う暮らしを求めます。それは、決して終わることのない、永遠に目標に辿り着くことのない前進です。絶望感や虚無感、あるいは焦燥感や強迫感に追い立てられるようにして、彼らは欲望を求めます。しかし、求めれば求めるほど、不安や不満はかえって深まってしまうのです。
 そのような飽くなき前進を続ける人は、本当に大切なものを見失ってしまいます。しかし、彼らはもう立ち止まることができないのです。
 それで、町に住む人々は、自分たちの暮らしを支えている村の人々の生活について思いを馳せることがなくなってしまいます。「そんな暇はない」と思い込んでしまうのです。
 これは、現代の人々にも当てはまるかもしれませんね。
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