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馬車に乗って海を渡ろうとしたら・・・。 [2019年12月31日(Tue)]
(689)
 もしも私が海の彼方にある陸地に渡って行きたいのなら、それを実現する手段は船に乗ること以外にありません。
 その目的に合わない手段、例えば馬車に乗って海を渡ろうとしたらどうなるでしょう? きっと、私は馬車もろとも海の底に沈んでしまうでしょう。

 

 「手段と目的は無関係ではない(687)」という話の続きです。
 「バラと毒草」のたとえ話の次に、ガンディーはまた別のたとえ話を始めます。
 この場合、「海を渡る」ということが目的、「船に乗る」というのが正しい手段、そして「馬車に乗る」というのは間違った手段です。
 それと同じように、正しい目的を達成するためにはそれにふさわしい正しい手段を用いなければならない。そうでなければ、その目的は決して達成できない。このようにガンディーは言うのです。
 このことによって何を言いたいのかというと、もちろん、「目的が正しければ、手段の是非については問わなくてもいい。暴力を用いるのは好ましいことではないとしても、正しい目的のためであれば許容される」という考えを全面的に彼は否定しているのです。
 そして・・・
第167回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(6)地上絵は何のために? [2019年12月31日(Tue)]
 18日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●マリア=ライヘなどが唱えた天文図説。
●暦と関係がある。
●雨乞いの儀式と関係があったという説。
●権力者のお墓だという説。
●いろいろな説があって、はっきりはしていない。

 そして・・・

                  (つづく)
しもかわ読書会12月例会の報告(5)天、共に在り。 [2019年12月31日(Tue)]
 「しもかわ読書会」12例会の報告の続きです。
 今回取り上げた本の3冊目は、中村哲「天、共に在り(アフガニスタン三十年の闘い)」です。30年とあるように、21世紀に入ってからの活動も含めて書かれています。
 これは、名寄市立図書館から借りて来ました。

 ●さらに深刻化するアフガニスタンの干ばつ。
 ●山の雪が減ってしまう。
 ●水がなければ、農業はできない。
 ●局地的な豪雨による水害もある。
 ●恐るべし、気候変動。

 そして、さらに・・・

                     (つづく)
毒草を植えてバラの花を得ようとするようなものだ。 [2019年12月30日(Mon)]
(688)
 「バラの花が見たいから、毒の草を植えてみよう。それが成長して、いつかバラの花を咲かせるかもしれないから」
 あなたの主張は、まるでこんなふうに言っているようなものですよ。

 

 「手段と目的は無関係ではない(687)」と言った後、ガンディーはまたたとえ話を使って説明します。
 ここでは、「バラの花」が目的、「毒草を植えること」がそれにふさわしくない間違った手段です。
 このように、「美しいものを得ようとするなら、醜い手段を用いてはならない」「真実を求めるならば、虚偽の手段に頼ってはならない」「善を目指すなら、悪の道を進んではならない」とガンディーは言います。
 つまり、自治や独立を義として求めるならば、暴力という不義の手段に訴えてはならない。それは、高貴なバラの花を得ようとするのに邪悪な毒草を植えることによってそれを期待するようなものだ。邪悪な手段によって得られる結果は邪悪なものだけだ。そう批判するわけです。
 さらに、彼は・・・
第65回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(4) [2019年12月30日(Mon)]
 25日の第65回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。
 
●テストで測定できる学力はかなり限定的だが、それにしても・・・。
●テストを受けることで、学力が向上することはない。
●テストをたくさん受けても、頭が良くなるわけではない。
●テストの前、そしてテストの後に勉強しなければ、学力は向上しない。
●勉強して、以前よりも学力が上がったという手応えがあったら、それを確かめるためにテストを受けてもいいかも。

 そして・・・

          (つづく)
今週の予定 [2019年12月30日(Mon)]
 今週の予定は・・・
 年末年始なので、何もありません。
 2020年最初のゼミは、8日に「楽しく学ぶ歴史ゼミ」と「小中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」を予定しています。

 1月5日(日)は、リンリン倶楽部(名寄川周辺で自転車を楽しむ会)の「上名寄神社初詣ポタリング」があります。


   
手段と目的は無関係ではない。 [2019年12月29日(Sun)]
(687)
 手段と目的は独立した別個の問題であるとあなたは信じているようですが、それは大きな間違いです。
 信仰心が篤いと思われる人でありながら重大な犯罪に手を染めてしまうという事例が世の中にはたくさんあります。それは、このような誤った考え方が原因なのです。



 「暴力に訴えてでも、インドはイギリスからの独立を勝ち取るべきだ」と主張する若い読者に対するガンディー(編集長)の反論の続きです。
 若者は、「正しい目的を追求するためには、どんな手段を用いても是とされるべきだ(678)」と考えているのですが、「それは大きな間違いだ」とガンディーは断言します。
 確かに、人間に悪事を起こさせる動機付けは決して単なる欲望だけでなく、この「良い目的のためだから」というのも有力なものの一つだと思います。例えば、「良いことをするためにお金が必要だ。そのお金を手に入れる手段の是非は問題にはならない。なぜなら、それは良い目的のために使われるのだから」とか、「自分たちの政治的要求を実現するためには選挙で勝たなくてはいけない。だから、手段を選ばずに勝つためには何でもやろう」とか、「あの人はとても悪い人だ。だから、あの人を懲らしめるためには何をやってもいいんだ」とか、いろいろな例が挙げられると思います。
 その最悪の典型例の一つが、宗教戦争であったり、魔女狩りなどの宗教的な異端者迫害であったりするのかもしれません。だから、「信仰心が篤いと思われる人でありながら重大な犯罪に手を染めてしまうという事例がある」という指摘をガンディーはしているのでしょう。もちろん、「だから、宗教というのは有害なのだ」と言っているのではありません。そうではなくて、「手段と目的を別個の問題と考えるのは重大な誤りだ」ということなのです。
 そして、さらに・・・
第167回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(5)マリア=ライヘ。 [2019年12月29日(Sun)]
 18日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●地上絵の研究や保存に取り組んだマリア=ライへ。
●彼女の努力がなければ、地上絵は残らなかったかもしれない。
●地上絵の魅力に取り憑かれた?
●地上絵に導かれた?
●マリアは、地上絵は巨大な天文図だと考えた。

 ・・・
                  (つづく)
第65回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(3) [2019年12月29日(Sun)]
 25日の第65回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。
 
●学校が生徒を評価するために、テストが利用可能。
●学校が生徒に勉強させるために、テストがあった方がいい。
●入試で受験生を序列化するために、テストが必要。
●それらは、学習する人にとっての必要性や有効性ではない。
●学習する人にとってテストを受けるメリットは?・・・

 それから・・・

          (つづく)
暴力によって得られるものは・・・。 [2019年12月28日(Sat)]
(686)
 しかし、彼らが用いたのと似たような手段によるならば、我々は彼らと同じものしか手に入れることができません。
 それが決して我々の望むものではないということは、きっとあなたも認めてくれると思います。



 「暴力に訴えてでも、インドはイギリスからの独立を勝ち取るべきだ」と主張する若い読者に対するガンディー(編集長)の反論の続きです。
 「イギリス人が暴力的な手段に訴えて彼らの目指す目標を達成した」ということは、ガンディーも事実として認めます。また、インド人が自分たちの要求実現のために同様の方法を用いるということも、可能性としては否定しません。
 しかし、そのような手段によって得られるものは決して良いものではないというのが彼の意見なのです。
 「暗殺などという悪を行うことによって、一体どこの誰が自由になれるというのですか?」と(665)で述べていたように、「悪しき手段によっては悪しき結果しか得られない」とガンディーは考えています。
 イギリス人が暴力的な手段によって獲得したものも、ガンディーにとっては決して好ましいものではありません。例えば、イギリスの議会制民主主主義についても彼は極めて厳しく否定的な評価を下すのです。((233)では、「議会などというものは、実は奴隷制の象徴だ」と言っていました)
 それは、正しくない手段によって得られたものだからだとガンディーは考えるのです。
 そして・・・
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