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一番良い方法は、ヨーロッパに行ってその文明を学んで来ることです。 [2019年11月30日(Sat)]
(658)
 もしもそれが私たちの望みであるというのなら、一番良い方法は何人かのインド人がヨーロッパに行ってその文明を学んで来ることです。
 そうすれば、私たちはいくつかの権利を勝ち取るために戦い、可能なものについてはそれを獲得することができるでしょう。しかし、そうするには多くの時間を費やさなければなりません。 



 「ヨーロッパ式の軍隊を持つということは、すなわちヨーロッパの文明を取り入れるということなのです(657)という話の続きです。
 もちろん、それはインドにとって望ましくないというのが再三語られていたガンディーの持論です。しかし、「もしも我々がそれを望むなら」いう仮定を前提にした考察も彼は行っています。ヨーロッパの文明を積極的に取り入れようとするなら、確かに実際に何人かの人がヨーロッパに行ってしっかりとした教育・訓練を受けるのが最も良いでしょう。
 実は、それはガンディー自身が歩んだ道なのです。彼は、イギリスに留学して法律を勉強し、弁護士の資格を取ったのでした。インド人がヨーロッパ文明を学び、吸収することは決して不可能ではない。しかし、決して容易なことではない。自分の経験を踏まえて、彼はこのように断言します。
 そして・・・
ヨーロッパ式の軍備を持つということは・・・。 [2019年11月29日(Fri)]
(657)
 さらに、考えてみてください。インドに大規模な軍備を持たせるということは、つまりヨーロッパのようにするということではありませんか。
 それでは結局、インドは現在のヨーロッパのような悲惨な状態に陥ってしまうでしょう。
 要するに、ヨーロッパ式の軍隊を持つということは、すなわちヨーロッパの文明を取り入れるということなのです。


 「仮にイギリスを相手に武力で戦うのだとしたら、何千人ものインド人を武装させなければならない。それがもし可能だとしても、何年もかかるだろう(656)」という話の続きです。
 インドがイギリスからの独立を果たすために武力闘争を行うべきだと主張する若者(愛国心に燃えるあまりに過激な思想に走っている)に対して、まずは現実的な視点からその不合理性を指摘したガンディーですが、もしかすると、「いや、たとえ何年かかっても、そうしなければならないのだ」と相手は言うかもしれません。
 そこで今度は、「イギリスと戦えるだけの軍備を持つということは、つまりヨーロッパ式の軍隊を取り入れるということではないか。それは結局インドをヨーロッパ化することになり、決してインドの解放にはつながらないのではないか」と彼は説くのです。
 「いや、軍事力は手段であって目的ではない。ヨーロッパ式の軍備を整えるが、インドの精神や文化は変えないのだ」という反論もあるでしょう。日本で言う、「和魂洋才」と同じです。しかし、そうではないとガンディーは言うのです。
 なぜなら・・・
第165回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(5)キリル文字。 [2019年11月29日(Fri)]
 20日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●ロシアの文字と言えば、キリル文字。
●ローマ字と似てるけど、ちょっと違う。
●キュリロスさんという人が、スラブ人にキリスト教を広めるために文字を作った。
●それがキリル文字、というわけではないらしい。
●でも、キュリロスさんの名前からキリル文字と言われている。

 そして・・・
                  (つづく)
第61回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(6) [2019年11月29日(Fri)]
 20日の第61回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。
 
●気候変動。地球温暖化。
●海面が上昇、砂漠化、台風の大型化や進路の変化。
●農業や漁業への影響。
●温室効果とは?
●金星はなぜ熱いのか?

 それから・・・

          (つづく)
仮にイギリスを相手に武力で戦うのだとしたら、何千人ものインド人を武装させなければならない。 [2019年11月28日(Thu)]
(656)
 しかし、仮にイギリスを相手に武力で戦うのだとしたら、何千人ものインド人を武装させなければなりません。
 もしそれが可能だとしても、一体何年かかると言うのでしょうか?


 
 「イギリス人はまったく見事というほどに武備を整えている。そのようなことは現実的ではない」とガンディーは言います。しかし、決して彼はイギリス人の武力を恐れているわけではないのだそうです。(655)
 ガンディーは非暴力主義者として有名ですが、彼が暴力を否定するのは決してそれを恐れるからではないのです。むしろ、非暴力の実践には何物も恐れない勇気が必要不可欠だと言うのです。
 では、強大なイギリスの武力と戦うことがどうしていけないのかと言うと、ここでは極めて現実的な指摘をしています。すなわち、イギリスと戦うだけの武器をインド人に与えるのは大変なことだ。もしできたとしても、非常に長い年月を要するに違いない。そう彼は言うのです。
 確かに、原理的な話だけでは納得させられない人もいるでしょう。だから、現実的な視点からもイギリスとの武力闘争がインドにとって得策ではないことを彼は示しているのだと思います。
 さらに・・・
       
第165回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(4)アジアからヨーロッパへ。 [2019年11月28日(Thu)]
 20日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●ハンガリーは、マジャール人。
●ブルガリアは、ブルガール人。
●ブルガール人は、被支配民族のスラブ人に同化した。
●昔は、アジア方面からヨーロッパに進出した。
●ヨーロッパ人のアジア進出は、後の時代。

 そして・・・
第62回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」は・・・ [2019年11月28日(Thu)]
 昨日は、第62回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」を開催する予定だったのですが、中学生のR君がテスト勉強のためお休みだったので、休講にしました。
 というわけで、引き続き、第61回の報告を続けたいと思います。
11月定例学問会の報告(6)人間の仕事 [2019年11月28日(Thu)]
 3日の定例学問会の報告の最終回です。
 
●教育の仕事も、AIがやるようになるかもしれない。
●機械にできることを機械でやるのは悪いことではない。
●コストは、状況によって変わる。
●人間にしかできない仕事。
●機械に依存する社会の危うさ。


 「下川わわわ大学」の12月定例学問会は今度の日曜日、12月1日です。
しもかわ読書会11月例会の報告(4)自然状態。 [2019年11月28日(Thu)]
 「しもかわ読書会」11月例会の報告の続きです。
 
●ルソーは、人間社会が文明化される以前の「自然状態」を考えた。
●自由な状態の未開人が、生活を嘆いて自殺しようと考えたなんて・・・。
●そんな話は聞いたことがない。
●人間の欲望、情念。
●比較、競争、支配。

 そして・・・     
                               (つづく)
イギリスの圧倒的な武力に対して・・・。 [2019年11月27日(Wed)]
(655)
 イギリス人は、まったく見事というほどに武備を整えているのですよ。もちろん、イギリス人の武力を私が恐れているわけではありません。
 しかし・・・
  


 「もしもインドがイタリアと同じように戦うのだとすれば、どうしても武器が必要になる(654)」という話の続きです。
 ご存じのように、ガンディーは絶対的な非暴力論者です。しかし、だからと言って、武力行使についての現実から目をそらそうとはしないのです。「私は非戦論者だ。だから、戦争についてなど一切考えない。決して戦わないというのが私の主義だから、もしも戦うとしたらという仮定の議論にも参加しない」とは彼は言いません。もしもインドがイギリスと戦うとすればということも、上のように現実的な視点で検討しているのです。
 「彼を知り己を知れば百戦殆からず(孫子)」というのは兵法の基本です。そこで、ガンディーは、「イギリス人の武力の強大さを考えよ。彼らは世界最強の軍事力を誇っているのだ。そのイギリスを相手に戦おうとするなら、一体どれだけの軍備が必要になるだろうか?」と問い掛けるのです。
 ところが、決して彼はイギリスの軍事力を恐れているわけではないと言います。では、一体彼は何を言いたいのかというと・・・ 
 
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