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非暴力の集団的安全保障。 [2025年06月14日(Sat)]
(1482)
 自由と民主主義の国、インドは、他の自由な国々と喜んでつながり合うことでしょう。その目的は、侵略的な攻撃からお互いの国を防衛すること、そして経済協力です。
 ・・・

 

 悲願の独立を果たした後、自由と民主主義の国としてインドがどのように世界の他の国々と関わっていくべきかについて、ガンディーはこう述べています。
 自給自足の大切さを強調するガンディーですが、「独立とは、孤立することではない」(1480)とも言っています。そして、ここではさらに踏み込んで、他の国々との連携や協力についても言及されています。  
 また、「軍備増強などしなくても、安全保障上の不安を感じなくなる(1479)」と断言する彼ですが、もちろんその可能性をまったく考慮しないということではありません。侵略的な攻撃からの防衛の必要性も、彼はしっかりと認識しているのです。
 ただし、ここでは具体的に書かれていませんが、ガンディーが考えている侵略への備えは決して暴力によって対抗するということではないでしょう。戦争や侵略を防止するための非暴力的な取り組みを世界的な規模で広げていこうということだと思います。
 そして・・・
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