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6月定例学問会の報告(1)またまたニュースに出てしまった下川町。 [2025年06月09日(Mon)]
 昨日は、モレーナで6月定例学問会を開催しました。
 参加者は3人でした。
 
●下川町が、またニュースに出ましたね。あんまり良いニュースではないけど。
五味温泉の不正経理問題
●北海道新聞にはずいぶん早く記事が出たけど、どうして分かったのかな?
●五味温泉のウェブサイトには、5日に公表されている。
●発表が早かったのは、良かったですね。
●これからどうなるのか、いろいろ心配だなあ?

 そして・・・

                     (つづく)
外国からの侵略を防ぐのは軍備ではない。 [2025年06月09日(Mon)]
(1479)
 そして、インドは国民の大きな負担となる軍備増強などしなくても、安全保障上の不安を感じなくなるでしょう。
 その国内経済こそが、外国からの侵略に対する最も強力な防壁になるのです。
               
            (「ヤングインディア」1931年7月2日)   
 


 「インドが自給自足の国になれば、強欲な帝国主義国による侵略の対象になることもなくなるだろう」というガンディーの主張(1478)の続きです。
 帝国主義国が植民地を必要とするのは、それが自国の利益になるからです。「ヒンド=スワラージ」では、「彼らが海外領土を所有しているのは、すべて商業的利益のためです」と断言されていました。ですから、自給自足の国であれば、仮にこの国を武力で征服したとしても、侵略する国にとってはコストに見合うメリットはないということになるでしょう。トルストイの「イワンの馬鹿」に出て来るイワンの国も、まさにそのような寓意を含んでいるのではないかと思います。
 そういうわけで、「軍備を増強するよりも、自給自足の国になった方が安全保障になる」と彼は言うのです。
 もちろん、天然資源が豊富だったり、戦略上の要地だったりする場合は、それほど単純ではないかもしれませんが、いずれにしても安全保障にとって最も本質的な問題は軍備や軍事同盟ではないというのは確かでしょう。
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