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自給自足の国は侵略的な野心の対象にならない。 [2025年06月05日(Thu)]
第29章 インドと世界                         

(1478)
 インドが自給自足を実現し、独立独行の国になることができれば、そして経済的な誘惑に負けて搾取を受けるようなこともなくなれば、その時は西洋や東洋のどんな強国も、その強欲を満たそうとする野心の対象としてこの国を見ることをやめるでしょう。
 ・・・

                    

 いよいよ、「Village Swaraj(村の自治)」の最後の章に入りました。章のタイトルは、「インドと世界」です。
 この文章が書かれたのは1931年です。当時のインドはイギリスによる植民地支配に苦しんでいたのですが、そのような帝国主義的侵略の対象にならないためには「自給自足の国になることだ」とガンディーは言っています。そして、経済的な搾取は、搾取する側の強欲だけでなく、搾取される側が経済的な豊かさを求める誘惑に負けたからでもあると彼は分析します。
 このことは、初期の著作である「ヒンド=スワラージ」から一貫している彼の持論です。
 それから、「西洋や東洋の強国」と書かれていますが、この時代において「東洋の強国」が日本を指しているのは疑いありません。1931年と言えば満州事変が起こった年ですが、日本も欧米と同じく強欲によって植民地拡大を目指す列強の一つに過ぎないことを彼は見通していたのです。決して、「日本は西洋諸国による侵略から殖民地民衆を解放するアジアの盟主だ」というような幻想を抱いてはいなかったのです。
 そして、さらに続けて・・・
5月定例学問会の報告(5)新しくできた火山島。 [2025年06月05日(Thu)]
 5月定例学問会の報告の続きです。

●新しくできた火山島で、最初の開拓者となる生き物は?
●新しい生態系は、どのようにして生まれるのか?
●陸地なら、植物の種が飛んで来そうだけど。
●やっぱり、鳥かなあ?
●そういう研究をする人は、外部から生物を持ち込まないように細心の注意をする。

 そして・・・

                (つづく)
今月の予定 [2025年06月05日(Thu)]
 今月の予定です。
 その他、「何かやりたい」というリクエストがありましたら学長までどうぞ。
 

【定例学問会】
 6月定例学問会
 日時  6月8日(日)
     12時〜15時頃
 場所  モレーナ
 内容  参加者の希望に応じて


 【楽しく学ぶ歴史ゼミ】
 第254回楽しく学ぶ歴史ゼミ
 日時  6月26日(木)
     13時〜15時
 場所  下川町公民館
 内容  足利義満


 すべて、誰でも参加できます。どうぞよろしくお願いします。
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