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その重責を担う覚悟と能力を持っているか? [2025年06月03日(Tue)]
(1477)
 その通知文書には、国が支出する費用の総額と国民に還元される利益が詳細に書かれているでしょう。
 しかし、カディー計画を創出し成功に導く予言う重責を担う覚悟と能力を果たしてAISAは持っているでしょうか?
 それが、閣僚である私が抱く唯一の疑問です。もしそれがあれば、私は完全な自信を持って自分の小さな船を大海に向かって漕ぎ出すのですが。
 
               (「ハリジャン」1946年9月1日) 



 「もしも私が政府の閣僚だったら?」という問いに対するガンディーの答えの続き、これが最後の部分です。
 彼が構想している事業計画とは、「カディーその他の生活必需品を自らの手で生産するよう政府が村人たちに勧める」というものです。その費用は国の支出になりますが、その利益は国民に還元されます。(1476) 
 「A.I.S.A.」とは、「全インド紡ぎ工協会(All India Spinners' Association)」のことです。((1473))この組織に、ガンディーはとても重要な役割を期待しているようですね。
 これで、第28章(政府と村)はおしまいです。次は、いよいよ最後の章になります。

第253回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(3)世捨て人の生活。 [2025年06月03日(Tue)]
 5月29日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●兼好法師は、朝廷に仕えていたこともあったが・・・。
●30歳の頃、突然出家した。
●ただし、寺に入って修行をしたのではない。
●仕事や地位を捨ててしまい、出世の望みも持たずに生きる。
●では、どうやって生きていたのか?
●彼は田んぼを買って、それを人に貸していた。つまり、農民から搾取する不在地主だった。
●仏教は、生産活動をあまり重んじないように見える。
●お坊さんの生活の世話をすれば、功徳を積むことになる。

 そして・・・

                 (つづく)
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