誰に対しても隷属しない自由な存在になるためには・・・。 [2025年05月28日(Wed)]
(1470)
村人に対してはいかなる強制もあってはなりません。だから、私ははっきりと法にこう規定します。 「村人は決して他者に隷属する存在であってはならない。そして彼らは、自助ということの大切さ、具体的には食べ物、衣類、その他の生活必需品を他者に依存せず自らの労働と技術だけで生産できるようにすることを教えられるべきである」 ・・・ 「もしも私が政府の閣僚だったら?という問いに対するガンディーの答え(1469)の続きです。 カディーその他の生活必需品を自らの手で生産するように彼は村人たちに勧めようとしていますが、決してそれは強制であってはならないそうです。(1465)) ガンディーが村人たちに自給生産を勧めるのは、自分の考えに彼らを従わせようとするのではなく、むしろ彼らを隷属状態から解放するためなのです。「自らに必要なものを自らの手で生産する」ということは、いかなる他者にも依存しない自立した生活を実現するということです。依存は従属につながります。そして誰にも依存しないということは、真の意味での自由の獲得を意味するのです。 そして・・・ |