人材の発掘と登用。 [2025年05月27日(Tue)]
(1469)
政府が行うすべての活動の中心になるのは、村の復興です。それを担当する閣僚として私がなすべき第一のことは、パーマネントサービスの中からその任務を遂行する能力のある誠実で清廉潔白な人材を見付け出すことです。私は、その最も有能な人物をAISAやAIVIA、あるいは国民会議の議員に紹介し、村の手工芸の最大限の振興を図る事業に参画してもらいます。 ・・・ 政府と村の関係についてのガンディーの論説の続きです。ちょっと話が横道に逸れていたのですが、彼は軌道修正して本来のテーマに戻ると宣言しました。すなわち、この文章のタイトルである「もしも私が政府の閣僚だったら?という問いに対する答えを示そうと言うのです。(1468) ですから、これはあくまでも仮定の話なのですが、もしも自分が政府の閣僚だったら、自分の第一の職務は人材の発掘と登用であると彼は言っています。決して自分の友人とか親戚とか、あるいはお気に入りとか、イエスマンとか、派閥の子分とかではなくて、誠実で清廉潔白な人物というのが彼の示す人材の条件です。 「パーマネントサービス」とは、永続的なサービス(奉仕)という意味ですが、定冠詞の付いた大文字で書かれているので固有名詞だと思われます。恐らくそういう名前の団体があったのでしょうが、それについては残念ながら分かりませんでした。 そして・・・ |