事務室に座っている政治家は、地域のために一体何ができるのか? [2025年05月11日(Sun)]
第28章 政府と村
政府にできることは何か? (1453) 今、事務室に座っている国民会議の政治家たちが、カッダルやそのほかの村の産業のためにできることは一体何でしょうか? そのように問うのはまさに正当なことです。 ・・・ ここから、新しい章に入ります。これが、最後から2つ目です。章のタイトルは、「政府と村」です。 国の政治に携わる政治家は、通常は首都にある官庁の事務室にいて、そこでいろいろな書類を見ながら仕事をしているのだと思います。そのような政治家に、村の現状が分かるのだろうか? 村人たちの思いや生活実態が分かるのだろうか? そのような疑問が抱かれるのは当然でしょう。 この疑問に関して、果たしてガンディーは肯定的な回答を示すのでしょうか? それとも否定的な回答を示すのでしょうか? カッダルとは、インドの伝統的な手織り綿布のことです。農村における伝統的な手工業を復興させなければならないとガンディーは熱心に主張していますが、カッダル(カディー)はその中でも特に重要なものとして何度も言及されていました。 ・・・ |