ハリジャンたちの福祉。 [2025年01月22日(Wed)]
(1343)
それから、村のハリジャンたちの福祉についても彼の関心事になるでしょう。 彼は、ハリジャンたちのために自宅を開放するでしょう。実際、生活上のいろいろなトラブルや困難を抱えているハリジャンたちが助けを求めて自然に彼の元へ集まって来るはずです。 もしも、村の中にある彼の家にハリジャンの友人たちがやって来るのを村人たちが許そうとしないのであれば、彼はハリジャンの居住区に自らの住居を移さなければなりません。 ・・・ 村の活動についてのガンディーの話の続きです。 清潔と衛生、及び病気の予防についての話(1342)の後に、ハリジャンへの差別解消について彼は言及します。 「ハリジャン」というのは、長い間インドで差別を受けて来た不可触民のことです。(1340)職業上の差別のほか、特定の居住区域に住むことを強いられるなどの隔離や疎外も受けていたようです。 そのようなハリジャンたちの友となり、彼らを家に迎え入れて親しく交際しなさいとガンディーは指示しています。しかも、当然予想される村人たちの反発に対して、自らがハリジャンたちの居住区に入って行き、そこに住むようにしなさいとまで言っているのです。 そして・・・ |