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カディー作りの全工程に熟達せよ。 [2025年01月15日(Wed)]
(1336)
 このようにして、村の活動者はまさに勤勉そのもの、勤勉さの生きた模範となるでしょう。
 彼は、綿花の種蒔きと摘み取りから機織りまで、カディーを作る全工程を習得するでしょう。そして、自分の思考のすべてを捧げてその完成に努めるでしょう。
 もしも科学的な探究活動の対象としてそれに取り組むならば、彼にとってそれが苦痛であるはずはなく、彼は毎日そこから新鮮な喜びを得ることができるでしょう。その仕事に打ち込めば打ち込むほど、ますます大きな可能性をそこに見出すことができるからです。
 ・・・



 村の活動についてのガンディーの話の続きです。
 「村を豊かにするためには、村人たちが勤勉に働くようにしなければならない」とガンディーは言っています。(1335)つまり、村の復興・再生に関しては日本の二宮尊徳(金次郎)と似たような哲学と方法論を持っていたと言って良いと思います。
 しかし、勤勉に働けと高圧的に命令すれば良いというものではありません。暴力や脅しによって働かせるというのも違います。やはり、村人たちの身近にいて率先垂範を行う人が必要になるでしょう。その役割を、ガンディーは村の活動者たちに期待しているのです。
 村の仕事の中でも、彼は特に糸を紡いで手織りの布(カディー)を作る仕事を重視しています。だから、村の活動者にもその全工程を経験し、それに熟達することを強く要求するのです。
 村の活動者の志願者は主にインテリ層の青年たちだったようです。従って、その知識を生かして村の産業の改良に貢献することも彼らは期待されているのです。
 しかし・・・
第249回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(10)国民国家の源流。 [2025年01月15日(Wed)]
 12月16日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●ジャンヌの死によって、はじめて心を一つにしたフランス軍は・・・。
●やがてイギリス軍をフランスから追い出した。
●その後、フランスはフランス、イギリスはイギリスという国になっていった。
●近代的な国民国家になっていく上で、その前段階になったのかもしれない。
●昔は、フランスの王様とフランスの庶民よりも、フランスの王様とイギリスの王様の距離の方が近かったのかな。

 それから・・・
                  (つづく)
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