農村産業協会。 [2025年01月05日(Sun)]
(1326)
私たちは何年も、ずっと村人たちの後ろに従って来ました。そして、自分たちの主人の境遇が今より改善されるようにするためならば、たとえ自らは貧しくなったとしても、さらにこの先もっと貧しくなったとしても、進んでそれを受け入れたいと思っています。 私たちは、村人たちの収入が今よりずっと多くなるように努めなければなりません。それこそが、農村産業協会の目的なのです。 この試みを成功させるためには、私がこれまで述べてきたような奉仕者をもっともっと増やしていくことがぜひとも必要なのです。 どうか、そのような奉仕者にあなたがたがなってくれますように。 (「ハリジャン」1936年5月23日) 村の活動者を志す人々に対するガンディーのメッセージの続き、これが締め括りの部分です。 村の活動者とは、すなわち村人たちに仕える奉仕者なのです。だから、ここでは村人たちが「私たちの主人」と表現されているのです。奉仕すべき村人たちの生活の向上が実現するように、たとえ自分の生活は貧しくなったとしても献身的に働いていこうと彼は同志に向けて呼び掛けているのです。 さて、ここで初めてこの団体の名称が出て来ました。「農村産業協会」というのは、(1244)などで言及されていた「All India Village Industries Association(全インド農村産業協会)」のことではないかと思います。 |