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警察や軍隊に代わる平和隊。 [2024年12月07日(Sat)]
第26章  村の防衛
平和隊

(1297)
 少し前のことですが、私は平和隊の創設を提案しました。その隊員は、自らの身の危険を冒してでも地域における暴力、特に対立するグループ間の暴力に対処します。それはつまり、警察あるいは軍隊の代わりとなる組織を作ろうという考えなのです。
 ・・・
 
               

 ここから、新しい章に入ります。この章のテーマは、「村の防衛」です。
 もちろんガンディーは非暴力主義者なのですが、「こちらがいつもニコニコしていれば、誰も襲い掛かって来たりはしない」というような夢想家ではありません。現実に存在する暴力の脅威もきちんと直視するのです。
 だからと言って、警察や軍隊を必要悪としてそのまま認めるというわけではありません。そうではなくて、警察や軍隊に代わる民間の、自治的な、そして非暴力主義の治安維持組織を構想しているのです。
 ここで主に想定されているのは、コミュナリズム(communalism)の問題だと思われます。(「対立するグループ間の」と訳した所は、原文では"communal"と書かれています)
 「コミュナリズム」という用語は、インドにおいてはヒンドゥー教徒とイスラム教徒との対立に関連して用いられることが多いようです。(57)
 言うまでもなく、それが決して簡単ではないことはガンディーも十分に認識しています。
 なので・・・
     
11月定例学問会の報告(5)基本的人権の根拠は? [2024年12月07日(Sat)]
 11月定例学問会の報告の続きです。

●基本的人権の根拠は何か?
●基本的人権という考えが生まれた18世紀の欧米では、その根拠は神だった。
●神が、すべての人間を平等に造った。
●昔は、実質的にキリスト教徒だけの人権だった。
●現代では、もっと普遍的な神とか仏とか天でもいいのかな。
●神を否定することは、人権を否定することになるのかも。
●神を前提にしない人権の根拠は・・・?
●国家が与えるものだとすれば、国家が制限することもできてしまう。

 それから・・・

                (つづく)
第248回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(6)ハーメルンの笛吹き男。 [2024年12月07日(Sat)]
 11月20日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 さらに、14世紀のパンデミックより少し前の時代のお話を紹介しました。
 
●グリムのお話にも出て来る、「ハーメルンの笛吹き男」。
●これは、ハーメルン市に伝わる非常に有名な伝説。
●昔、ハーメルンの町にネズミが大発生した。
●そこに、奇妙な服を着た見慣れぬ男がやって来た。
●「お金をくれれば、ネズミを追い払ってあげます」。

 そして・・・

                  (つづく)
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