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重い赤痢。 [2024年11月03日(Sun)]
(1263)
 私は6年間ミルク断ちをしていましたが、特にそれを中止しなければならないような体の不調は何も感じませんでした。しかし、1917年、それは自分自身の無知の結果だったのですが、私は思い赤痢に罹って寝込んでしまいました。
 私はすっかり痩せてまるで骸骨のようになりましたが、どんな薬を飲むことも頑固に拒絶していました。そして同じくらいの頑固さで、ミルクやバターミルクを口にすることも拒んでいました。けれども、私の体は一向に回復せず、ベッドから起き上がるだけの体力も得られませんでした。私は、ミルクを断つという誓いを立てていたのです。
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 食べ物についてのガンディーの話の続きです。
 彼は、動物の肉はもちろん、ミルクや乳製品も口にしてはいけないという考えを持っていました。つまり、ベジタリアンというよりヴィーガンだったのです。ただし、ヴィーガンはハチミツも口にしないそうですが、ガンディーはハチミツに対しては肯定的な意見を持っていたようです。(1118)
 ところが、そのガンディーが自らの考えを変えざるを得ない体験があったそうなのです。
 それは、彼が赤痢に罹ってしまったということなのです。赤痢とは、赤痢菌による腸管の感染症です。ただし、決して肉類や乳製品を摂っていなかったから赤痢になったわけではありません。その原因は「自分自身の無知のためであった」と彼は言っています。恐らく、衛生上の問題だったのではないかと思われます。
 しかし、厳密な植物食のみを食べていた彼は、どうしても体力が回復しなかったのです。薬を飲むことも拒絶したというのは、(1245)で述べられていたような彼の信念によるものだと思われます。
 さて、このような深刻な栄養不足と体力の消耗に陥ってしまったガンディーは・・・
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