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ミラベーン。 [2024年10月29日(Tue)]
(1258)
 活動者は、自分たちの地域で病気を予防する手段を講じるべきです。薬の在庫はできるだけ少なくし、村で利用できる雑貨市場の薬をよく研究し、それらのうちで評判の良いものは何かを知り、可能な限りそれらを使うようにすべきです。
 そうすれば、ワルダーの近くの村、シンディーで我々が見たのと同じものを彼らは見るでしょう。熱湯、日光、清潔な食塩、ソーダ、それに加えて適宜ひまし油かキニーネを使えば、ほとんどの目的は達することができるのです。もちろん、重篤な患者はすべて市民病院へ送るべきですが。
 患者たちはミラベーンの所へ集まって来て、衛生や病気の予防についての教えを受けます。単なる粉や混合物に過ぎない薬を与えられるのではない、こうしたやり方を決して彼らは嫌がってはいないのです。

             (「ハリジャン」1935年11月9日)  



 村における医療活動についてのガンディーの話の続きです。
 要するに、「村で調達できる薬を使って、主に村人たちに対する健康教育に力を入れることによって、彼らの健康状態を向上させるようにしなさい」ということです。スワデシ(1197)の考えに従えば、当然そうなるでしょうね。
 ワルダーとは、セヴァグラム=アシュラムがあった場所です。
 ソーダとは、ナトリウム化合物のことです。
 ひまし湯・キニーネ・熱湯は、(1249)にも出て来ましたね。
 ミラベーンは、(855)でも登場しています。堆肥作りだけでなく、村の医療活動でも活躍した大変有能な人だったようですね。
 これで、第24章(健康と衛生)は終わりです。次は・・・
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