自然こそが最良の医師。 [2024年10月23日(Wed)]
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どうすべきかの判断に迷う時は、地元の医者が言うことに従わなければなりません。そのような医者がいないか、あるいはいたとしてもあまり信頼できない場合は、もし近隣に良心的な西洋医学の医者がいれば彼に助力を求めても良いでしょう。 けれども、結局の所は病気の場合でさえも清潔に留意することより効果的な対処法はないということが分かるでしょう。 自然こそが最良の医師なのです。そのことを活動者たちに思い起させるようにしましょう。 ・・・ 村における医療活動についてのガンディーの話の続きです。 医療その他の村における活動に従事するのは、ボランティアの活動者だったようです。その主な担い手は、知識人層に属する青年たちでした。(1079) その活動者たちに、「どうすれば良いか分からない時は、地元の医者に従いなさい」とガンディーは言っています。この場合の医者とは、インドの伝統的な医学であるアーユルヴェーダの医者(vaids)です。(1193)西洋医学の医者は、それより優先順位が低くなっています。 いずれにしても、「医師の判断や指示には絶対的に従え」とは言っていません。それよりも、「清潔に留意すること」が最も大事なことだと彼は断言するのです。このように自然治癒力を重視し、清潔や環境や食事への配慮を強調している所は、ナイチンゲールの看護論とかなり重なっているような気がします。 そして、さらに彼は続けて・・・ |