ひまし油とセンナの葉。 [2024年10月20日(Sun)]
(1249)
高熱、便秘、その他の一般的な病気の患者が助けを求めて来る場合、村の活動者は可能な限りの援助を与えなければならないことは言うまでもありません。 それらの病気の診断が確かであると考えられるならば、最も安上がりで、かつ最良の薬は、疑いなく村の雑貨市で手に入る薬です。 もしも薬を常備しておく必要があるとすれば、ひまし油、キニーネ、熱湯の3つが最良の医療薬です。 ひまし油は、近隣の地域から供給可能であるかもしれません。センナの葉も、同じ目的で使うことができます。 ・・・ これも、村における医療活動についてのガンディーの論説です。 高熱や便秘などの一般的な病気に関しては、病院に行ったり薬局に行ったりするのではなく、村の雑貨市で手に入る薬を使いなさいと彼は言っています。これは、(1248)で述べられていたのと同じ趣旨ですね。 村で常備しておく薬としては、ひまし湯・キニーネ・熱湯の3つのみを彼は挙げています。 ひまし油は、トウゴマ(トウダイグサ科トウゴマ属の宿根草)から採れる植物油です。毒素の排泄促進作用を持ち、日本では古くから下剤として用いられてきたそうです。また、ひまし油は免疫系に対して高い効果があることも確認されているそうです。 センナはアフリカ原産の生薬で、葉や実にアントラキノンの一種のセンノシドを含み、 瀉下効果の高い便秘薬として古くから使われているそうです。 そして、キニーネに関しては・・・ |