（１２０３）
　他方、自然界の五大元素から得られるものはすべて利用するべきです。それはすなわち、地、水、空、火、風です。
　私の考える所では、自然療法にできるのはここまでです。
　・・・


　
　自然療法についてのガンディーの話の続きです。
　「顕微鏡、X線、その他それに類するものは使わない」「キニーネ、エメチン、ペニシリンのような薬も使わない」と彼は言っていました（１２００）が、決して病人の治療を一切しないということではありません。
　自然界に存在するものは、もちろん活用しても良いのです。
　昔から、人々は宇宙を構成する基本要素として４つとか５つの元素があると考えていたようです。インドでは、「五大（地・水・火・風・空）」、中国では「五行（木・火・土・金・水）」、そしてギリシャでは「四元素（土・水・空気・火）」がすべての元となる基本元素であると考えられていたそうです。
　ただし、ギリシャでは、アリストテレスが宇宙に充満する第５の元素「エーテル」というものを考えたそうです。こうなると、地＝土（earth）、風＝空気、空＝エーテルと考えられますから、インドの「五大」とほぼ同じになるのです。実際、ガンディーは「空」を”ether”（エーテル）と表現しています。
　そして・・・

　８・９月定例学問会の報告の続きです。

●日本の中の下川町。
●一の橋を見棄てることは、下川町が見棄てられること。
●町として、一の橋集落を守るという決断をしたはず。
●地域戦略に一貫性がなければ・・・。
●公的なお金を投入するならば、それを生かさなければ。
●機能していないNPO法人。

　そして・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）