人事を尽くして天命を待つ。 [2024年09月04日(Wed)]
(1202)
もしも、病気を治すために自然の法則をすべて遵守して、それでもなおその病気が治らなかったならば、究極の治療法は神の御名の中にしかありません。しかし、神の御名による治癒は決して誰に対しても同じように起こるわけではありませんし、即座に効果が表れるわけでもありません。 また、医師の言葉が患者にとって説得力のあるものとなるためには、彼自身が神の御名を表した生き方をしていなければなりません。 ・・・ 自然療法についてのガンディーの話の続きです。 「ひとりひとりが、自然の法則を遵守すれば、病気になどならない」と彼は言っていましたが(1201)、流石にそんなことはありません。どんなに自然の法則に従った健康的な生活をしていても、病気になることはやっぱりあるでしょう。 しかし、そういう場合の究極の治療法は神の御名(Ramanama)の中にしかないと彼は言い切ります。この場合の神とは、ヒンドゥー教の神(ラーマ)です。(1194) もちろん、それは「困った時の神頼み」でも「ご利益宗教」でもありません。多分、「人事を尽くして天命を待つ(人間ができることはすべてやった上で、あとは運命にまかせる)」というような感じなのではないかと思います。 しかし、西洋の医療機械や薬は使わないとしても・・・ |