自然療法は、自らの健康を主体的に守るものだ。 [2024年08月30日(Fri)]
(1197)
病院から無料または有料の薬が提供されるかどうかは重要な問題ではありません。病院で無料の診療を受けるということは、つまり施しを受けるということです。自然療法を受けることは、物乞いとはまったく違います。自らを助けるということは、自尊感情を高めるのです。 その人は、自分を取り巻く生活環境のシステムから毒を取り除くことによって徐々に自らを治療し、将来の病気を予防するのです。 ・・・ 自然療法についてのガンディーの論説です。 村人の治療は、「できるだけ簡素で、費用が掛からない方が良い。村にある道具や設備を使って村の中で行われるのが理想だ」と彼は言っていました。(1195) それは、村の自立・自由・自治を守るためでもあるのです。他からの援助を受ければ、どうしても依存度・従属度を高めてしまいます。何よりも、自尊感情や自治の精神を持ちにくくしてしまうと彼は考えているようです。 そのように、他者に頼らず、自分自身の力で自らの病気を予防し、治療するべきだというのがガンディーの主張です。ただし、完全に個人の力だけでそれが実現可能だとは言っていません。 どういうことかと言いますと・・・ |