目を閉じたくなるほど汚れていて、鼻をつまみたくなるほどの悪臭が立ち込めて。 [2024年08月07日(Wed)]
第23章 村の公衆衛生
(1174) 知性と労働はすっかり切り離されてしまっているので、村はほとんど犯罪的と言えるくらいに放置されています。 この国に点在する美しい村落は失われ、我々がその代わりに見ることができるのは家畜の糞の山でしかありません。 実際に村へ行ってみても、多くの場合それは決して気持ちの良い経験にはならないでしょう。思わず目を閉じたくなるほど汚れていて、鼻をつまみたくなるほどの悪臭が立ち込めているのですから。 ・・・ ここから新しい章に入ります。この章のテーマは、「公衆衛生」です。 インドの村の状況についてガンディーは語っています。 「都市の文明ではなく、我々は村の文明を選択しよう(147)」と主張するガンディーですが、決して当時の村の状態を肯定していたわけではありません。それどころか、非常に強い危機感を持っていたようです。 「知性と労働はすっかり切り離されてしまっている」状態は、原文では「労働と知性の離婚」と表現されています。この言い方は、(960)でも用いられていました。 そして、彼は続けて・・・ |