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糸を通貨として使う。 [2024年08月04日(Sun)]
(1171)
 当面の間は、実験的に、次のようにしてみてはどうでしょうか。
 経糸の長さの一本の紡ぎ糸を、最小単位の通貨として用いるのです。それは主として紡ぎ手との取り引きにおいて使いますが、一般的にはカディの愛好者がカディを購入する際に使ってもらっても良いでしょう。
 紡ぎ手は、一定量の糸と引き換えに、それに応じた日々の生活必需品を手に入れることができます。
 ・・・
 
          

 「糸こそが、理想の通貨である」という話(1170)の続きです。
 ガンディーによれば、「糸紡ぎは誰にでもできる仕事である」ということです。(965)だから、糸が通貨になるということは、糸を紡ぎさえすれば誰でも現金を得ることができる、言い換えれば、購買力を持つことができるわけです。
 紡いだ糸は、織ることによって布(カディ)になります。その布から、様々な衣服が作られるのです。
 織物は、径(たて)糸と緯(よこ)糸を交互に組み合わせて作ります。その経糸の長さを通貨としての基本単位にするというのが彼の提案なのです。
 そして・・・
第245回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(6)救いの道を閉ざされていた一般庶民。 [2024年08月04日(Sun)]
 7月17日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●しかも、仏教にはいろいろ守るべき戒律があった。
●けれども、生活に追われる一般庶民は戒律を守ることができなかった。
●職業上、殺生をせざるを得ない人たちもたくさんいた。
●さらに、女性は仏になれないと考えられていた。
●そのような一般庶民に、「あなたたちも救われていますよ」と呼び掛けたのが・・・。
●浄土の教えだった。
●市聖(いちのひじり)と呼ばれた空也。

 そして・・・

                  (つづく)
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