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第245回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(5)寄付をしたら、救われる? [2024年08月02日(Fri)]
 7月17日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●多額の寄付をしたら救われるという新興宗教もあるみたいですが。
●昔の仏教にも、そういう所があった。
●寄付をしたら、土地を寄進したら、仏像や塔を建てたら・・・。
●救われる。極楽浄土に行ける。
●この世の権力者だった藤原道長や頼通も、お寺を建てたり仏像を作ったりして往生を願った。
●自分が悪いことをしてきたことを自覚していたのかな?
●でも、寄付する財力のない一般庶民は救われようがない。

 ・・・

                       (つづく)
糸の銀行。 [2024年08月02日(Fri)]
(1168)
 造幣局が金や銀から硬貨を作り出すように、カディーも、糸の銀行に集められた糸を材料として作り出されるようにすべきなのです。
 
                (「ハリジャン」1946年7月7日)


 
 これも、経済に関するガンディーの論説です。
 彼は、「紙幣や硬貨ではなく、労働を通貨とせよ」と提唱しています。つまり、自らの労働による生産物と他人の労働による生産物を交換するということです。そうすれば、搾取もなく、貧富の差が拡大することもないでしょう。
 しかし、労働そのものは目で見ることも手で触ることもできません。そこで彼は、「糸を通貨とせよ」と言うです。(1164)
 なぜなら、糸紡ぎは誰にでも、都会にいても農村にいても可能な手仕事だからです。ガンディーは、「すべての人が、糸紡ぎをするべきだ」と言っています。(961)そして、少なくとも自分の着る服は、自分の紡いだ糸と交換することによって得るようにせよというのが彼の主張なのです。
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