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紙の上に書かれただけで終わってしまっては意味がない。 [2023年09月25日(Mon)]
(855)
 これらの決議は大変好ましいものですし、有益であるとも言えます。ただし、それが単に紙の上に書かれただけで終わってしまっては意味がありません。
 重要なのは、それらがインド各地で実践に移されるかどうかです。
 そのためにはミラベーンのような能力を持つ人たちが何人もいなければなりません。
 ・・・

                   

 全インド堆肥会議についてのガンディーの話の続きです。
 その会議では、町や村のための行動計画に関するいくつかの重要な決議が採択されたそうです。その決議はかなり具体的な行動計画の内容も示すものだったようです。(854)
 しかし、いくら立派な計画ができても、いくら美しいスローガンが掲げられても、いくら理想的な未来像が描かれても、それが紙に書かれただけで終わってしまっては意味がないと彼は言います。重要なのは、それが実践に移されることなのです。
 しかも、ガンディーの考えでは、それは中央集権的にではなく各地方において主体的に取り組まれるべきなのです。だから、その実践の中心になる人材が多数必要になるのです。
 ミラベーンとは、この堆肥会議の開催を呼びかけた中心人物です。(617)
 そして・・・
9月定例学問会の報告(1)君たちはどう生きるか。 [2023年09月25日(Mon)]
 昨日は、モレーナで9月定例学問会を開催しました。
 
●映画の「君たちはどう生きるか」。
●吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」。
●児童文学の名作だが、吉野源三郎は児童文学作家ではない。
●しかも、山本有三が書く予定だったのを急きょ代わって書いたという。
●戦後、主に編集者として活躍した。
●1937年、日中戦争が始まった年に書かれた本。

 そして・・・

                (つづく)
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