町で出たゴミは、農業で利用しよう。 [2023年09月24日(Sun)]
(854)
その決議では、特に次のことが強調されていました。 町の下水道の汚水、汚物、汚泥を農業に利用すること。屠畜場やその他の各種事業所で出される廃棄物、例えば羊毛製品や皮革製品を作る時に出る副産物や製粉場で出るゴミなどを利用すること。さらに、ホテイアオイ、サトウキビの搾りかす、押し固めた泥、森の落ち葉などの物質も堆肥化して利用すること。 ・・・ 全インド堆肥会議についてのガンディーの話(853)の続きです。 要するに、産業廃棄物なども堆肥化して農業に利用しようということですね。この時代のインドでは、産業廃棄物もほとんど土に還る有機物であり、化学物質などはほとんど入っていなかったと思われます。 ホテイアオイは、南米原産の水生植物です。英語では「ウォーターヒヤシンス」というそうです。青紫のとてもきれいな花を咲かせます。 しかし、これは非常に危険な植物なのです。なんと、世界三大害草の1つにもなっているのだそうです(ほかの2つはセイタカアワダチソウとブタクサ)。一体何がそんなに危険なのかと言うと、繁殖力が極めて強くて、あっという間に水面を覆い、水中の酸素を奪ってしまうそうです。 インドではベンガル地方から広まったようで、ベンガルでは「(美しい)青い悪魔」と呼ばれ、インドの他の地域では「ベンガルの恐怖」と呼ばれていたそうです。 そのホテイアオイも、堆肥化して役立てようということですね。 そして・・・ |