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ヒトラー。 [2023年09月20日(Wed)]
(850)
 暴力による協力の非常に顕著な例を示しているのは、あのヒトラーです。
 彼も国民の協力について語っていましたが、それはまったく空しいものでした。その協力というのは、人々に強制されたものでした。そしてその結果、ドイツという国がどれほど悲惨な運命に導かれることになったかは誰もが知っていることでしょう。
 もしもインドが協同に基づく新しい社会の建設を暴力によって目指そうとするならば、それはまったく悲しむべきことです。
 ・・・



 協同農業についてのガンディーの話の続きです。
 「協同は、非暴力に基づいたものでなければならない。暴力的な協同が成功を収めるなどということは絶対にあり得ない(849)」と述べた後、彼は暴力的な協同の例としてヒトラーを挙げます。
 ヒトラーは、ナチ党を率いてドイツで独裁政治を行った政治家です。その政権下では、民族国家の共同利益に向かって働くことを目指した「ドイツ労働戦線」という労働組織も作られていたそうです。
 しかし、このような暴力的・強制的・強権的な協同は決してうまく行かないとガンディーは断言しています。
 そして・・・
しもかわ読書会7月例会の報告(15)「君たちはどう生きるか」を書いた吉野源三郎の思いは・・・? [2023年09月20日(Wed)]
 「しもかわ読書会」7月例会の報告の最終回です。
  
 ●この本が書かれたのは、1937年。日中戦争が始まった年。
 ●すぐに終わると思った日中戦争が長く続いて、国家総動員体制となり・・・。
 ●遂に、アメリカやイギリスとも戦うことになった。
 ●戦争は、始めてしまえば終わらせるのは難しい。
 ●筆者は、未来を生きる次世代に希望を託したのではないか。
 ●21世紀に生きるぼくたちは、吉野源三郎のメッセージをどう受け止めるのか?


 しもかわ読書会6月例会は、明日、24日(金)です。 
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