畜産経営は集団的に行わなければならない。 [2023年09月15日(Fri)]
(845)
差し当たって私が言いたいのは、畜産経営は個人よりも集団で行う方が遥かに優れているということです。 もっと言えば、畜産の個人経営は誤りであるとさえ思います。集団的な経営だけが正しいのです。 実際、個人が自らの独立性を守ることができるのは協同を通じた場合のみなのです。 ・・・ 家畜の福祉についてのガンディーの話の続きです。 どうして畜産の個人経営が誤りで集団経営が望ましいのか、それは、(841)で明言されていたように、個人経営の畜産ではどうしても動物の生活の質を低下させてしまう、それだけでなく、農民自身の労働の負担も大きくなるし生活環境も劣悪なものにならざるを得ないからというのが理由でした。 畜産経営の問題に限らず、ガンディーは「協同」というものを非常に重視しています。(217)では、「あらゆる活動は、可能な限り協同の原理に基づいて行われる」とさえ述べられていました。 そして、さらに・・・ |