（８４４）
　真っすぐで細い道は常に通るのが難しいものです。牝牛の福祉を向上させるための計画を進めていくことは、まさに茨の道を一歩一歩進んで行くようなものです。
　しかし、数々の困難を克服することによってのみ、我々はその道を容易にしていけるという希望を心に抱くことができるのです。
　・・・


　
　家畜の福祉についてのガンディーの意見の続きです。
　「家畜の福祉を向上させるためには、集団的な取り組みが必要である」と彼は言います。（８２８）しかし、それを実現させるのはもちろん簡単ではないのです。
　けれども、容易ではないからと言って躊躇しているだけでは状況は何も変わりません。変わらないどころか、ますます悪化していくことも多いでしょう。
　そこでガンディーは、「一つ一つ、困難を解決していこう。そうすることによってのみ、希望を増大させていくことができるのだ」と述べるのです。たとえ茨の道であっても、一歩一歩進んで行こうということですね。
　そして・・・

　「しもかわ読書会」７月例会の報告の続きです。
　
　●ぼくたちは、自分で自分を決定する力を持っている。
　●ぼくは、いい人間になることはできる。
　●いい人間をひとり、この世の中に生み出すことはできる。
　●すべての人がお互いに良い友だちであるような、そういう世の中が来なければいけない。
　●ぼくは、それに役立つような人間になりたい。

　そして・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）