共同の牧草地や運動場。 [2023年09月07日(Thu)]
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5.協同のシステムの下では、動物を運動させるための用地や牧草地が共有されていて、誰でも容易に利用できるようになっているでしょう。 ところが今日の一般的な状況では、個人の農家はその種のものをまったく持っていないのです。 ・・・ 家畜の福祉についてのガンディーの話の続きです。 家畜を飼うためには、当然のことながら牧草地が必要です。貧しい農民にとっては、外部で育てられた牧草を買うことは経済的負担が大き過ぎるからです。しかし、牧草地と言っても、家畜が食べた後は新しい草が伸びて来るのに時間がかかりますから、その間は別の場所に移動してそこに生えている草を食べさせなければなりません。つまり、相当に広い土地が必要なのです。 さらに、人間の健康にとって運動が大切であるように、家畜にとっても運動は不可欠です。ということは、運動させるための場所も必要になります。 こうなると、やはり農民個人でそれを完全に確保することは不可能でしょうね。 そして・・・ |