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お勉強 (05/11)
自立経営の教育。 [2023年03月26日(Sun)]
(674)
 ですから、たとえ世間の評判を失う恐れがあったとしても、私は敢えて次のように言います。
 教育は、自立経営によって行われるべきであると。
 ・・・



 「もしも教育のプログラムがお金に依存するものだとすれば、インドの教育を短期間に改善できる見込みはない(673)」という話の続きです。
 そこで彼は、「教育は自立経営で行うべきだ」という思い切った主張をするのです。この場合の「自立」というのは、文脈から考えて当然「経済的自立」です。貧しい国では、政府からの補助金や交付金は期待できません。富裕層や大企業からの寄付を得ることも難しいでしょう。
 しかし、決してそれは、「生徒あるいはその保護者から多くの授業料を取る」ということではありません。それも、もちろんまったく現実的ではないからです。
 では、一体どのようにして学校の自立経営を実現するのかと言いますと・・・
しもかわ読書会3月例会の報告(4)少年は死を選んだ。 [2023年03月26日(Sun)]
 「しもかわ読書会」3月例会の報告の続きです。
 
●避難者の生活を追い詰める、住宅提供の打ち切り。
●痛ましい子どもの自殺。
●統計にカウントされていなかった避難者の自死。
●お父さんも、うつ病になってしまった。
●原発事故の被害者に対して、あまりにも冷たい。

 そして・・・     
                               (つづく)
教育の分野で大変遅れをとっているので・・・。 [2023年03月26日(Sun)]
(673)
 しかし、国民総体として見ると、我々インド人は教育という分野で大変遅れをとっています。だから、この点で我々の世代が自分たちに与えられた時間の中で国民に対する責務を果たすことは大変困難です。もしも教育のプログラムがお金に依存するものだとすれば、その見込みはないと言わざるを得ません。
 ・・・



 これも、教育に関するガンディーの論説です。
 「インドの教育は大変遅れている」とガンディーは率直に認めています。しかし、それは決して欧米の学校教育に比べて言われているのではありません。
 近代的な教育制度に対して彼は非常に批判的な見解を示しています。だから、「欧米のような学校制度が整っていない」「欧米と比べて学力テストの点数が低い」「教育内容や教育方法に関して、欧米の水準に達していない」というようなことを嘆いているのではありません。
 しかし、インドの教育が現状のままで良いとも考えていないのです。ただ、教員の養成、学校の建設、教材の開発と普及、教育法の発展及び深化・・・などを考えると、まったく莫大なお金が必要になります。そのお金が得られるような状況が実現するのを待っているなら、途方もない時間がかかってしまうと彼は現実を直視するのです。
 そして・・・
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