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初等教育について。 [2023年03月20日(Mon)]
(669)
 初等教育課程は、少なくとも7年間に延長されるべきです。また、その教育内容には大学入学程度までの水準の一般的な知識が含まれるべきです。英語は減らしても構いませんが、実際的な価値を生み出す仕事に従事する経験は是非ともその中に加えられるべきです。
 ・・・ 
 


 ここから、「ナイ・タリム(新しい教育)」に関するガンディーの新しい文章になります。
 初等教育についてです。
 初等教育は、7年間に延長されるべきだと彼は述べています。現在の日本の学校制度に当てはめれば中学1年生までを初等教育とするようです。「大学入学程度」と言っているので、その先は大学ということになるようです。
 しかし、「延長」ということは、当時のインドではもっと短かったのでしょうね。
 ガンディーは、英語教育に反対はしていませんが、消極的な立場です。このことは、(470)などでも述べられていました。
 そして・・・ 
今週と来週の予定 [2023年03月20日(Mon)]
 今週と来週は、「下川わわわ大学」の活動予定はありません。(特に要望があれば、臨時で何かやるかもしれませんが)
 31日からは、学長が熊本に出張します。3日に帰って来ます。
 どうぞよろしくお願いします。
3月定例学問会の報告(1)栄養学と、水だけで生きている人。 [2023年03月20日(Mon)]
 昨日は、モレーナで3月定例学問会を開催しました。
 
●現代の栄養学は、根本的に間違っているかもしれない。
●人間が生きていく上で必要な栄養素で、人間が体内で合成できないものは・・・。
●食べ物から摂取するしかないということが前提になっているが。
●それは、腸内細菌の働きを考慮していない。
●人間が作れない栄養素も、腸内細菌は作っているかもしれない。
●水だけを飲んで生きている人もいると言うが・・・。

 そして・・・

                (つづく)
読み書きの能力を向上させられる学校。 [2023年03月20日(Mon)]
(668)
 もしも、私の考えているような学校が創設されたとしたら、少し大胆かもしれませんが私はこう言いたいと思います。
 その学校は、少なくとも読む力の習得の早さにかけては最先端の学校にも引けを取らない成果を上げられるでしょう。また、書く力についても、現在大多数の場合においてそうであるような間違った綴りではなく正しい綴りを書くという前提条件に立つならば、きっと同様の結果を得られると思います。
                     (「ハリジャン」1937年8月28日)
                                       


 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。
 彼の構想に基づく学校とは、「生活の中で五感を働かせる教育」(665)です。
 そこでは、文字の読み書きを早く教えるべきではないと彼は言っています。それでも、「読むことに関しては、どんな学校よりも早く目的を達成することができる」と彼は断言します。書くことについては、習得の早さという点ではいくらか時間が掛かるかもしれないが、正確に文字を書く能力を身につけるということを目的とするならば同様の成果を上げられるだろうという見通しが示されています。
 確かに、文字の読み書きに限りませんが、何でも早く教えれば早く習得できるというわけではありませね。
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