生活の中で五感を働かせる教育。 [2023年03月17日(Fri)]
(665)
私の考える教育においては、子どもの手は線を描いたり文字のなぞり書きをしたりする前に、まず道具を扱うことに使われます。そして、生活の中でいろいろなことを学びながら、彼らの目は文字や単語を眺めることになります。また、その耳は物の名前や文の意味を聞いて理解するようになるでしょう。 ・・・ これも、「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの意見です。 ここでも、(656)と同様に、文字の読み書きを教える前に糸紡ぎなどの生活体験を通じて子どもたちの五感を豊かにすることが主張されています。 その根底には、「身体・知性・魂は、三位一体である(631)」というの彼の考えがあることは言うまでもありません。 つまり、人間というものを統合的・全体的にとらえ、その調和的発達を彼は重視しているのです。 そして・・・ |