真に統御された知性の発達。 [2023年03月16日(Thu)]
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それは、子どもの頭の中に知識を詰め込むだけなのです。 しかし、最初の段階から主として村の手工芸を通じて知性を訓練する方法によるならば、子どもの知性はきちんと統御されたも真の発達を促進されるでしょう。 そうすることによって、知的な力は損なわれることなく維持されます。そして、間接的には霊的な力もそれによって維持されることになるでしょう。 (「ハリジャン」1937年6月5日) 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。 当時インドで行われていた学校教育を、「子どもの知性を消耗させている」と言ってガンディーは批判していました。(663)それは、「子どもの頭の中に知識を詰め込むだけ」であって、そのような雑然とした無機的な知識は知的な探究活動の中で役に立たない。だから、単に知的な可能性を浪費させているだけだということだと思います。 そこで彼は、「手仕事を通じた教育」の有効性を強く主張するのです。(643) |