生活こそが、書物である。 [2023年02月04日(Sat)]
(627)
そういうわけで、新しい教育においては生活という書物から人は学ぶのです。 生活という書物、それはまったく費用がかかりません。そして、地上のいかなる権力もそれを人から奪い取ることはできないのです。 (「ハリジャン」1947年12月21日) 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。 「このような教育は、書物によって与えられるものではなく、書物がなければ成り立たないものでもない(625)」と彼は言っていました。 では、一体どうやって子どもは何かを学ぶのかというと、それは生活の中の諸活動そのものを通して学ぶのです。つまり、「生活こそが書物」なのです。 だから、教育とは決して日常的な生活や生産活動から切り離された特別な営みではありません。通常の生活とはまったく異質な「学校」という場所で行われる教授や訓練の中に教育があるのではなく、生活の中にこそ教育があるのです。 そして・・・ |