書物によらない教育。 [2023年02月02日(Thu)]
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真の教育は、すべての人が容易に受けられるものであるべきです。そして、村人ひとりひとりにとってその日常生活に役立つものであるべきです。そうでなければならないと愛が要求するからです。 このような教育は、書物によって与えられるものではありません。書物がなければ成り立たないものでもありません。 ・・・ 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。 それは、一部の知識人のためのものではありません。すべての人のためのものです。 また、立身出世や金持ちになるための手段ではありません。経済界にとって役に立つ人材を育成または選別する手段でもありません。 すべての人が容易に楽しく学ぶことができ、そしてすべての人がより良く生きることに役立つような教育でなければならないとガンディーは考えています。 それは、決して書物による教育ではないのです。ですから、識字教育に関しても彼は否定的な見解を示しています。「ヒンド=スワラージ」では、「農民に文字の読み書きを教えることによって一体何になると言うのか?」と疑問を呈していました。 そして・・・ |