アヘンも、酒も、避けるべきである。 [2023年01月16日(Mon)]
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アヘン、酒、その他何であれ、人間の感覚を麻痺させるようなものに決して賢明な人は手を出しません。 ・・・ 「パンチャーヤットによる統治、すなわち真の民主政治の実現」についてのガンディーの話の続きです。 ここまで、彼は民主的な村の自治、差別の解消、経済的な平等の実現などについて語ってきました。しかし、その基盤には宗教・道徳がなければならないのです。(591) 世界の各宗教が説いている人の道、道徳は、かなりの共通性・一般性を持っていると言えるでしょう。しかし、宗教によって異なる徳目が説かれたり、ある宗教では禁止される行為が他の宗教では特に問題にされなかったりすることももちろんあります。 飲酒は、特にそうですね。すべての信徒に禁止されることもあり、あるいは出家者には禁じられたり、節制が推奨されたり、まったく問題なかったり、いろいろあるでしょう。場合によっては、酒が神聖なものと見なされる場合もあるでしょう。 ガンディーの考えでは、酒は麻薬と同じ範疇に入るもののようです。しかし、「絶対に禁止」というわけではなく、「手を出さないのが賢明だ」という言い方をしています。 そして・・・ |