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自由貿易は旨味のある食べ物でもあり、毒でもある。 [2022年09月16日(Fri)]
(490)
 イギリスのナタール植民地は、別のイギリス植民地であるモーリシャス産の砂糖に関税を掛けることによって自国の砂糖を保護しました。
 イギリスはインドに自由貿易を押し付けていますが、それはこの国に対する罪悪です。
 イギリスにとって自由貿易は旨味のある食べ物だったかもしれませんが、インドにとっては毒だったのです。
 ・・・



 経済のスワデシ(外国製品ではなく、自国で生産された品物を購入し使用する)に関するガンディーの意見の続きです。
 「法によって強制されることは拒否するが、道徳的な義務としてなら喜んでそれに従う(489)」と彼は述べていましたが、ここで急に外国(しかし、イギリスの植民地という点では当時のインドと同様でした)の事例について語り始めます。
 ナタールというのは、南アフリカにあったイギリスの植民地です。現在は、南アフリカ共和国の一部になっています。モーリシャスは、インド洋にある島国です。絶滅した飛べない鳥・ドードーが生息していたことで有名です。元はフランスの植民地だったのですが、ナポレオン戦争の時にイギリスが占領してこの土地を奪ったのだそうです。現在は、独立して共和国となっています。
 ここで述べられている主張を見ると、国家権力によって人々の経済行動に制限を加えることには反対でも、関税という手段で国家間の経済活動に法的な制限を設けることは是認するという立場のようです。
 そして・・・
第223回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(6)意外にのんびりしていた平安時代の武士。 [2022年09月16日(Fri)]
 9月7日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●熊野詣に行っていた平清盛は・・・。
●平安時代のことだから、京都から熊野までは何日もかかる。
●もちろん、テレビもラジオもインターネットもないから、情報もすぐには伝わらない。
●藤原信頼らのクーデターの知らせを聞いた清盛は・・・。
●意外にも、熊野詣をするか、京都に戻るか、判断に迷う。
●頼りになる長男の重盛が「すぐに戻りましょう」と言ったから、そうすることにした。
●でも、いくさの準備をしていない・・・。
●こういう時に備えて、ちゃんと武具を用意していた家来がいた。

 そして・・・

                  (つづく)
8月定例学問会の報告(9)天塩の国。 [2022年09月16日(Fri)]
 8月定例学問会の報告の続きです。
 
●塩狩峠は、天塩と石狩の国境だから「塩狩」。
●天北峠は、天塩と北見の国境だから「天北」。
●天塩の国の認知度が低いのはどうしてか?
●地元の人が、天塩をあまり主張していない。
●天塩川は日本で4番目に長い川なのに、知名度は低い。
●本州の人は、天塩を「あまじお」と読むのでは?

 そして・・・

                (つづく)
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