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たとえ最善の法であったとしても、法は悪しきものである。 [2022年09月14日(Wed)]
(488)
 私は、生活のどの部分であったとしても法による干渉を受けたくはありません。たとえ最善の法であったとしても、それがもたらす弊害が比較的少ないと言えるに過ぎないのです。
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 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 彼はグローバル経済に反対し、決してその渦にインドが巻き込まれないようにしなければならないと強く主張します。
 しかしながら、人々の経済活動を法的に規制するという方法は取るべきではないというのが彼の見解です。(483)
 これは一体どういうことなのかと言うと、つまり、ガンディーは法というものを本質的に悪と見なしているのではないでしょうか? 彼がずっと語っている「村の自治」というのは、一種のアナキズムであると言えると思います。自治(自らによる統治)は、究極的には外部の統治機構を必要としない、あるいは拒絶するものなのです。
 もちろん、決して彼は「一切の政府をすぐに全面的に廃止せよ」と強硬に主張しているわけではありません。「法は、その弊害が最小となるように制定され、運用されるべきである」ということだと思います。
 けれども、法による規制をしないとすれば、一体どうやって経済的なスワデシの実現を図るのでしょうか?
 ・・・
第223回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(5)熊野詣と平治の乱。 [2022年09月14日(Wed)]
 9月7日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●藤原信頼・源義朝と藤原信西・平清盛との間で緊張が高まっていた、その時に・・・。
●平清盛は、熊野詣に行ってしまう。
●呑気だったのか、あるいは敵を挑発する作戦だったのか?
●源義朝は、信西を襲撃して、殺してしまう。
●そして、二条天皇と後白河上皇を拉致してしまう。
●要するに、クーデター。

 さて、その時、清盛は・・・

                             (つづく)
8月定例学問会の報告(7)論破では合意形成はできない。 [2022年09月14日(Wed)]
 8月21日の定例学問会の報告の続きです。
 
●最近は、本質的なコミュニケーションが成り立っていないコミュニケーションが多いようだ。
●分かり合うための議論ではなく、溝を深め合うだけの議論。
●一方的な「論破」宣言。
●「敵」を批判・攻撃して、仲間内だけで盛り上がる。
●でも、それでは合意形成はできない。民主政治もできない。
●放射性廃棄物の問題など、合意形成が不可欠な重要問題はたくさんあるのに。

 それから・・・
                (つづく)
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