• もっと見る
« 2022年08月 | Main | 2022年10月»
スワデシとは、外国製品排斥運動ではない。 [2022年09月03日(Sat)]
(477)
 スワデシとは、外国に対する報復手段として行われるボイコット運動である。私はそのようには考えません。
 私にとってのスワデシとは、誰もが従わなければならない宗教的な原則なのです。
 ・・・
 
 

 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 「スワデシ」というのは、一般的には「国産品愛用」と翻訳されます。特に、植民地支配のもとで経済的侵略を受けていた当時のインドのような状況では、「経済侵略に対する自国経済の防衛あるいは報復手段としての外国製品排斥運動」として行われることもしばしばあったでしょう。
 しかしガンディーによれば、スワデシの本質はあくまでも精神なものなのです。(943)
 しかも、ここでは「宗教的な原則」であると言い切っています。経済的な取り組みでもなく、政治的な示威運動でもなく、「自分の地域の近くで生産されたものによって暮らす」というのは宗教的な生活実践の指針であり、それは経済侵略を受けたり自国の産業の衰退に直面している国の人々だけでなく、すべての人が従うべき原則なのだと彼は言うのです。
 そして・・・
第222回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(7)専門家の意見を聞かずに・・・ [2022年09月03日(Sat)]
 8月24日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●父が罰せられたので、為朝は京都に帰って来た。
●そこで起こったのが、保元の乱。
●左大臣の藤原頼長は、為朝に戦略を尋ねた。
●「敵を滅ぼすには夜討ちに勝るものはない」と為朝は答えた。
●しかし、頼長は、夜討ちなどは身分の低い者があることだと却下。
●礼儀や作法を用いて戦いに勝った試しはない。

 そして・・・

                  (つづく)
| 次へ