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スワデシ精神とヒンドゥー教。 [2022年08月06日(Sat)]
(449)
 さて、ここに挙げたスワデシの3つの柱についても少し検討してみることにしましょう。
 ヒンドゥー教は、保持されるべき宗教になります。その基盤にスワデシ精神があることによって、それは強い力を発揮できるようになるのです。
 ・・・



 「スワデシ」についてのガンディーの話の続きです。
 スワデシの3つの柱とは、「宗教のスワデシ」「政治の領域におけるスワデシ」「経済の領域におけるスワデシ」です。この順番にも意味があるようです。ガンディーにとっては何よりも宗教が大切だからです。
 どうしてヒンドゥー教なのか? それは、ヒンドゥー教がインド土着の宗教だからです。スワデシ精神とは、「”自分が何を利用するか”・”何に奉仕するか”を選ぶに当たって、遠くのものではなく自分のすぐ身近にあるものだけにしようとする精神(443)」のことなのです。
 ここで重要なのは、彼がヒンドゥー教を守るべきだと言っている理由は「それがインドの宗教だから」であって、決して「ヒンドゥー教が唯一・至高の宗教だから」でも「それ以外の宗教が間違っている、あるいは邪悪だから」でもないのです。
 ガンディーにとって、ヒンドゥー教に対する保守的な信仰と他の宗教の尊重は決して矛盾せず、十分に両立可能なのです。「すべての宗教には完全で平等な社会的地位が与えられなければならない(317)」とも彼は明言しています。このことは、いくら強調しても強調し過ぎることはないと思います。
 さらに、彼は続けて・・・
しもかわ読書会7月例会の報告(5)簡単に言うと、とても簡単。 [2022年08月06日(Sat)]
 「しもかわ読書会」7月例会の報告の続きです。
 
●非暴力(NVC)の構造は、とてもシンプル。
●「観察」「感情」「ニーズ」「リクエスト」の4つの要素に意識を向ける。
●「自分の内部で何が息づいているか?」
●息づいている、生き生きしている、"alive"。
●「人生をより素晴らしいものにするために、何ができるか?」
●自分と相手、双方の感情とニーズを大切にする。

 そして・・・

                     (つづく)
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