理想に到達できそうもないからと言って、努力をやめる必要はない。 [2022年05月07日(Sat)]
(358)
これはあくまでも理想であって、決して達成することはできないのかもしれません。 しかし、だからと言ってそれを追求する努力をやめる必要はないのです。 ・・・ 「パンの労働」についてのガンディーの意見の続きです。 「すべての人がパンの労働を行うようになれば、過剰な労働は必要なくなる。貧困もなくなる。社会的な差別もなくなる」というビジョン(357)を示した後、彼は続けて上のように語ります。 確かに、理想と現実は違います。理想を求めて、現実を理想に近付ける努力を可能な限り重ねたとしても、一向に理想に到達できない。それどころか、それはなお遠く彼方にあって、永遠に辿り着けそうもない。そういうこともしばしばあるでしょう。 しかし、そうだとしても、諦めてはいけない。絶望してはいけない。そのようにガンディーは言うのです。 なぜなら・・・ |