• もっと見る
« 2022年01月 | Main | 2022年03月»
自分のものであって、自分のものではない。 [2022年02月27日(Sun)]
(290)
 そう考えると、非暴力の方法が優れているのは明らかです。富める人々は、彼らの富を奪われることなく保有し続けます。
 その富の一部は、彼がほかの人たちと同じように個人生活に必要とするものを得るために使われます。そして、残った富については、所有者は社会のために用いられるべきものとして自分に信託された財産と考えてそれを扱うのです。
 ・・・

  
 
 「暴力によって富める者たちの富を奪ったとしても、社会はますます貧しくなってしまう(289)」という話の続きです。それはなぜかと言うと、金持ちの人々の能力を社会のために活かせなくなってしまうからです。
 これに対して、非暴力による方法では、富める者たちの自発的意思によって平等な分配を実現しようとします。つまり、金持ちの人たちを敵とみなすのではなく、平等な社会を共に築いていく仲間だと考えるのです。
 この場合、金持ちの人たちは余剰な財産をどこかに寄付したり供出したりするのではなくて、そのまま保有し続けるという所が面白いですね。ただ、その富は自分のためでなく世のため人のために用いるべきものとして管理・運用・活用しなければならないものとして扱うのだそうです。
 これは、(287)で述べられていた「信託」の考え方ですね。
 そして・・・
                         
しもかわ読書会2月例会の報告(2)農業革命は悪魔との取り引きだった? [2022年02月27日(Sun)]
 「しもかわ読書会」2月例会の報告の続きです。

●どうすれば、豊かな食料を得られるのか?
●人間と小麦は、契約を結んだ。
●人間は、大地を耕し、小麦を蒔き、肥料と水をやり、虫や雑草を排除する。
●小麦は、何倍もの実を結び、人間に食べ物を供給する。
●小麦・大麦・稲・トウモロコシなどは大繁栄した。
●最も成功した植物は、人間を利用した。

 そして・・・            (つづく)
第211回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(6)何のためだったのか分からない戦争。 [2022年02月27日(Sun)]
 2月9日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●アレクサンドリアに奴隷として売られてしまった少年十字軍。
●解放されたのは、何と17年後。
●素朴な人々の信仰心を、金儲けのために利用する人もいる。
●その後も、十字軍の迷走は続く。
●約200年の間に、7回。
●回数は、いろいろな数え方があるらしい。
●結局、エルサレムはイスラム勢力から奪えなかった。

 そして・・・

                  (つづく)
2月定例学問会の報告(3)社会適応している人たちは、幸せなのか? [2022年02月27日(Sun)]
 2月20日の定例学問会の報告の続きです。
 
●今の、この社会の只中に出て行くということは・・・。
●個人が社会に適応できるように、自らを変えるべきなのか?
●それとも、多様な個人が自己実現を果たしていけるように社会が変わっていくべきなのか?
●社会に適応できないとされている人々は、否定されるべきなのか?
●みんなが幸せに生きていける社会に。

 そして・・・
                (つづく)
| 次へ