（２３８）
　私たちの村には無尽蔵の資源がありますが、いかなる場合も商業的な目的のために使ってはいけません。地域の資源は、基本的にはその地域のためにこそ使われるべきです。
　・・・



　理想的な村についてのガンディーの記述の続きです。
　（２３７）では「村の収入を２倍にすることもできる」と非常に景気の良い見通しが示されていましたが、その直後に「商業目的にために村の資源を使ってはいけない」と言っています。ということは、「収入を増やす」とは「商業活動の拡大によって利潤を拡大する」のとは違った意味で述べられているということですね。
　しかし、決してガンディーは貨幣経済を否定しているわけではありません。（１５２）では、「村々に分散的に投資し、それによって国富を生み出す」という主張もされていました。恐らく、商業活動による利潤の追求は避けるべきだが、農林漁業や手工業による価値の創出については積極的に行っていくべきだということなのではないかと思います。
　そして・・・
　

　「しもかわ読書会」１２月例会の報告の続きです。

●子どもの頃から奉仕されることばかりに慣れてしまうと・・・。
●努力するのは馬鹿げたことに思われるのか？
●自分の労力はなるべく使わない。
●ひたすら快楽を求め、嫌なことや苦しいことはとにかく避けようとする。
●面倒くさい、嫌い。
●自分の現状を変える必要があるとは考えない。

　そして・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）