死を恐れなければ、いかなる権力も否定することができる。 [2021年12月22日(Wed)]
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彼、及び彼の村は、この世にあるいかなる権力からも自由になれます。 なぜなら、非暴力の法はすべての村人たちに対してこう命じているからです。「自らの名誉と村の名誉を守るためならば、死の苦しみさえも甘んじて受けよ」。 死を恐れなければ、どんな権力にも屈服せず、それを否定することができるのです。 ・・・ 「いかなる政府からの支配も受けない完全な個人の自由(225)」について語った後、ガンディーは上のように言います。 いかなる政府からの支配も受けないということは、決して不当な権力による介入や強要・強制を受けることはないだろうという非現実的な想定の上に立っての主張ではありません。そうではなく、権力からの圧迫や攻撃も当然ありうることとして想定しているのです。 では、そういう時には一体どうするのか? もちろん、闘うのです。 闘うと言っても、強大な国家権力に打ち勝つのは到底不可能なのではないか? 暴力によって闘うなら、そうです。しかし、非暴力の闘いは必ず勝利するのです。 暴力を使わないで、どうやって闘うのか? それは、ガンディーによれば、つまり自分自身の身を犠牲にして闘うということなのです。 そして・・・ |